プサンと九州を代表する地域新聞社である「プサン日報」と
「西日本新聞」の両紙が、交流事業開始10周年を記念し、
プサンと九州で共同の市民意識調査を実施したという。
海峡を一つ挟んだ両地域間の交流は、近年、かなり活発に
なってきているのは間違いないようだ。
記事の中に次のような一節があった。
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일본의 '규슈나 야마구치 지역을 가본 적이 있느냐'는
질문에 부산지역 주민들은 6.1%가 가본 적이 있다고
대답한 반면 규슈지역 주민들은 30%가 '한국을 방문한
적이 있다'고 응답했다.
(「부산- 규슈 시민의식 공동조사」)
日本の「九州・山口地域に行ったことがあるか」という問いに
プサンの住民の6.1%が「ある」と答えた。一方、九州の
住民の30%が「韓国に行ったことがある」と答えた。
(記事名、「プサン-九州市民意識共同調査」)
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プサン日報は、この共同意識調査の結果をもとに10種類近くの
記事を配信していたが、ここでは関連記事の中から一つだけ
翻訳して記録しておく。
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■ 상대국가에서 배워야 할 점
相手国から学ばなくてはならない点
(プサン日報 5月1日)
양 국민들은 상대국가에서 배워야 할 점이 무엇이냐는
질문(복수응답)과 관련,서로가 처한 입장에 따라 상대
국가를 바라보는 시각에서 확연한 차이를 보였다.
부산시민들은 일본에서 배워야 할 점으로 '근면함'
(57.5%)과 '신중하고 치밀함'(50.3%)을 대표적으로
꼽았다.
両国民は、「相手国から学ばなければならない点は何か」という
問い(複数回答)に、お互いの立場によって相手国を見る視点に
はっきりとした違いがあらわれた。プサン市民は日本から学ば
なくてはならない点として、「勤勉性」(57.5%)と「慎重で
緻密なところ」(50.3%)の二つを代表的な点としてあげた。
다음으로 '노인을 공경하는 유교정신'(21.5%),'지역사회
결속'(15%),'행동력'(14.6%),'가족유대'(11%),'없음'
(9.3%),'정'(6.7%),'다이나믹한 모습'(2.9%) 등으로
나타났다.
次いで「老人を敬う儒教的な精神」(21.5%)、「地域社会の
まとまり」(15.0%)、「行動力」(14.6%)、「家族のつながりの
強さ」(11%)、「ない」(9.3%)、「人情」(6.7%)、
「ダイナミックな姿」(2.9%)などの順であった。
일본은 한국에서 배워야 할 점에 대해 '노인을 공경하는
유교정신'(49%)과 '가족유대'(41.2%)에 보다 높은
점수를 줬다.
一方、日本では韓国に学ばなければならない点について、
「老人を敬う儒教的な精神」(49%)と「家族のつながりの強さ」
(41.2%)を高く評価した。
다음으로 '다이내믹한 모습'(15.2%),'근면함'(12.4%),'없음'
(9.4%),'지역사회 결속'(7.8%),'행동력'(7.6%),'정'
(7.4%),'신중하고 치밀함'(1.6%) 등의 순이었다.
次いで「ダイナミックな姿」(15.2%)、「勤勉性」(12.4%)、
「ない」(9.4%)、「地域社会のまとまり」(7.8%)、「行動力」
(7.6%)、「人情」(7.4%)、「慎重で緻密なところ」(1.6%)
などの順であった。
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ステレオタイプな先入観による刷り込みもかなり作用しているの
かもしれないが、交流が密になってきた分、それぞれの
経験を通じて、お互いに対して、より実感のこもった評価を
下しているのかもしれない。
「ヲタク」としては、今後とも、海峡を挟んだ両地域間の交流が
一層、活発になることを願っている。
幸い、プサン市民の約85%、九州住民の過半数(54%)が
両地域間のさらなる交流強化に賛意を示している。
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부산시민들은 양 지역간 교류의 필요성에 대해 85.4%가
'필요하다'고 응답했고,'필요없다'는 응답은 9.1%에 그쳤다.
일본의 경우 양 지역간 교류를 보다 활발히 할 필요가 있다고
생각하느냐는 질문에 대해 54%가 '필요하다',7%가
'필요없다'고 답했다.
(「부산-규슈 시민의식 공동조사」)
プサン市民は両地域間の交流の必要性について、85.4%が
「必要だ」と答え、「必要ない」と答えた人は9.1%にとどまった。
一方、九州では「両地域間の交流をより活発にしていく必要が
あると思うか」との問いに54%が「必要だ」と答え、7%が
「必要ない」と答えた。
(記事名、「プサン-九州市民意識共同調査」)
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もちろん、交流が深まれば、当然、個人的なレベルにおいても
様々な摩擦や問題が起きてくる。
「ヲタク」は、そういう摩擦や相互の反発も含め、交流の広がりと
深まりが、必ずや両地域の住民にプラスの効果を生み出すものと
信じている。