惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

『音楽する脳』

2006-01-17 20:02:02 | 本と雑誌

 風邪気味。熱はないようですが、頭がボーッとして、鼻もグズグズ。
 家族の1人が数日前から鼻声になっていて、「うつされると嫌だな」と思ってはいたのですが、隔離するわけにもいかない。結局、家族全員が引くはめになってしまいました。

 なので、今日は夕方の散歩はお休み。暮れてゆく空を眺めながら、久しぶりにゆっくり音楽を聴きました。本を読んでもすんなりとは頭に入らないのに、なぜか音楽はしっくりと心に沁みてくるのです。
 特にロス・ロボスのライブで「マス・イ・マス」を聴いている時はのりまくりましたね。ほとんど叫びださんばかり。
 というか、心の中では声を限りに叫んでおりました。

 音楽の熱狂は恐ろしい力をもっている。ウィリアム・ベンゾン『音楽する脳』(西田美緒子訳、角川書店)はその謎を解き明かそうとしていて面白い。が、まだ思いつきの域からはそんなに出ていなくて、音楽を認知科学的に解明するまでには遠い道のりがあると感じました。