デバネズミの一種。アフリカ南部などに棲息。
〈ネイチャー〉誌に載った論文を「とある昆虫研究者」さんが要約してくれています。
〈ネイチャー〉誌に載った論文を「とある昆虫研究者」さんが要約してくれています。
リンク先と話がダブりますが、地下生活を送るデバネズミはアリやハチのような社会性を持つ哺乳動物だそうです。女王が繁殖に従事し、働きネズミたちがせっせと子育てや餌集めなどに励む。
ダマラランドデバネズミ(これが写真?だと思うのですが、こんなのが穴の中で押し合いへし合いしているらしい)の場合、働きネズミがさらに2組にわかれる。ふだんはほとんど働かず餌ばかり食べている「怠惰な働きネズミ」(全体の25~40パーセント)と、残る「勤勉な働きネズミ」たち。巣の仕事の95パーセントは「勤勉ネズミ」がこなしているそうです。「怠惰ネズミ」は何をしておるのか?
ムダ飯食ってるわけではないようなんですね。いざという時になると、大働きをすると科学者は見ている。条件が整った時に、一族の勢力拡大につとめているフシがあるらしい。
この話に勇気を得るヒトもいるんじゃないでしょうか。「オレはイザという時のために、大飯を喰らい、ごろごろしているのだ」と。
一見、徒食しているかに見える存在も社会には必要なんですよね~。