今日は家族の休日ということで、山梨県北杜市武川町山高にある神代桜を見てきました。
我が家から中央高速を使うと、車で片道2時間。
神代桜は日蓮宗のお寺実相寺の境内にある、樹齢2000年というエドヒガンザクラです。大正11年、国の天然記念物指定第1号に指定されたといいますから、日本を代表する桜の木といっていいでしょう。
花はほぼ満開で今がちょうど見頃。すぐ横の広い花壇に咲いた黄色い水仙との取り合わせも見事です。
とはいうものの、間近で実物を見ると、異様な感じも強い。近年、とみに弱ってきたとかで(回復作業の最中だそうです)、巨大な幹の中心部は地上3メートルあたりで枯れ、根元部分はまるで廃墟のよう。そこから南西と北東に伸びた腕のような2本の枝から吹き出すように花が咲いています。死と戦う巨木が、生命の炎を必至で燃やしているかとも見えます。
東京は、今日、冷たい曇り空だったようですが、山梨は良く晴れ、南アルプスの甲斐駒ケ岳や観音岳もすぐそばに見えて、素晴らしい物見遊山の旅でした。