痛恨の降着

　競馬のエリザベス女王杯。
　ゴールを先頭で駆け抜けたのはカワカミプリンセスでした。馬群の中央を抜けての堂々たる勝ちっぷり――と思ったのですが、進路妨害をおかしたということで12着に。11着のヤマニンシュクルの進路を邪魔したと判断された。
　画面で見ると、最終コーナーを抜けたところでカワカミブリンセスの前方はかなりコースが開けていたと思います。そこを目がけて突っ込んでいった本田騎手の判断は間違っていなかった。しかし、前方の馬に追いつき、追い抜く過程で進路が狭まり、他の馬と交錯するようになったのでしょう。これが弱い馬なら、妨害することにはならないわけですから、強いがゆえの不運としかいいようがない。
　でも、実質的には６連勝。常にトップで走り続けているわけです。素晴らしい。次のレースがますます楽しみ。

　ところで、この「降着」という競馬用語、天文学の降着円盤の「降着」と同じ字なんですね。ちょっと意外な感じがしました。

　東京に木枯らし１号。夕方の散歩には手袋が欲しくなります。
　西の地平、夕空を背景に富士山のシルエットがくっきりと見えました。