惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

継子の尻拭

2008-07-10 20:54:59 | 草花

 昨日の「甘い果実」はコウゾではないかと、羅門祐人さんに教えていただきました。間違いなくコウゾのようです。
 羅門さん、ありがとうございました。

 コウゾは、昔、田舎の高知ではよく植えられていました。和紙の繊維の原料として皮が売れるのです。我が家では作っていなかったのですが、母の実家で作っていました。
 ただ、毎年、伸びた枝を切り取るので、大きな木になったのを見たことはなかったんですねえ。実がなることも知りませんでした。

 コウゾを切り取る季節はいつだったでしょうか? 初冬?
 大きな釜の上に樽を据えて、その中で収穫した枝を蒸していたように思います。そうすると皮が剥き易いんでしょう。蒸す時は、ほんのり甘い、もわっとした匂いが漂ったことを思い出します。

Mamakono0807  今日の写真はママコノシリヌグイ。ちょうど米粒ぐらいの小さな花が集まって、ひとまとまりになっています。
 背後に見える茎に下向きに生えているのが、命名の理由となった鋭いトゲ。指で触っただけでも痛いのです。
 これでお尻を……なんて、昔の人は凄いことを考えたものだ。