昨日の「甘い果実」はコウゾではないかと、羅門祐人さんに教えていただきました。間違いなくコウゾのようです。
羅門さん、ありがとうございました。
コウゾは、昔、田舎の高知ではよく植えられていました。和紙の繊維の原料として皮が売れるのです。我が家では作っていなかったのですが、母の実家で作っていました。
ただ、毎年、伸びた枝を切り取るので、大きな木になったのを見たことはなかったんですねえ。実がなることも知りませんでした。
コウゾを切り取る季節はいつだったでしょうか? 初冬?
大きな釜の上に樽を据えて、その中で収穫した枝を蒸していたように思います。そうすると皮が剥き易いんでしょう。蒸す時は、ほんのり甘い、もわっとした匂いが漂ったことを思い出します。
今日の写真はママコノシリヌグイ。ちょうど米粒ぐらいの小さな花が集まって、ひとまとまりになっています。
背後に見える茎に下向きに生えているのが、命名の理由となった鋭いトゲ。指で触っただけでも痛いのです。
これでお尻を……なんて、昔の人は凄いことを考えたものだ。