夕方、市民プールへ。
午後2時半ぐらいから1時間ばかり雷雨があり、その後もはっきりしない空模様でした。そのせいか、プールには人影がまばら。
私が到着した午後5時過ぎには、50メートルプールに成人男性が2人いるだけ。25メートルプールとひょうたん型の「変形プール」で泳ぐ子どもはまったくいません。大人3人の客だけ。
で、泳ぎ始めたところ、間もなく、あとの2人が帰ってしまったのです。残るお客は我ひとり。
当直の監視員4人はどう思っているのでしょうか。「この客さえいなければ、オレたちも早く上がれるのに……」などと考えているのではないか。
根拠なくそんなことまで思ったりして、落ち着いた気分ではいられません。たった1人のプールは、「独占」の贅沢気分ではなく、針のムシロという気分なのです。
さいわい、5時半過ぎに男の人が1人やって来て泳ぎ始め、ホッとひと安心。
しかし、今度は私が上がりたいのです。ゆとりなく泳いでいたせいで、予定の距離に到達してしまったのです。
でも、私が上がると、後から来た「救いの神」が、今度は針のムシロに座ることになるのではないか。もう少しいないと悪いのじゃないかなあ……。
結局、900メートルまで泳いで失礼しました。
雨の後とはいえ、蒸し暑いのだから、もっとたくさん泳ぎに来ればいいのに。