先日、野川を散歩している時に見かけました。双翅目ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科のアオメアブ。
名前の由来は、この目玉を見れば一目瞭然でしょう。体長3㎝ほど。巨大なアブです。
名前の由来は、この目玉を見れば一目瞭然でしょう。体長3㎝ほど。巨大なアブです。
とまっていたのはカヤの葉っぱ。地上1メートルぐらいの目につきやすいところです。
目につきやすいというのは、逆にいえば見晴らしが良いということですよね。おそらく周囲をじっと見張っていたのでしょう。他の虫が飛んでくると、すぐに飛び立ち、追いかけてゆきました。
石井誠著『虫の顔』(八坂書房)によれば、「見かけはこんなに美しい虫なのに、思いのほか獰猛で、飛んでいるトンボやコガネムシ、ハンミョウなど大型でがっしりとした虫を狩り、エサにしています」とのこと。突き出した口吻を獲物に突き刺し、体液を吸うのです。
怖いと思うか、カッコイイと思うか。人それぞれでしょうね。私は「美しい生体兵器」というような印象を持ちました。