師走に入ってクリスマスソングが聞こえてくるようになりました。しかし、これには驚きました。ボブ・ディランのクリスマスソングを聞けるとは、思いもよらなかった。
ディランは私よりちょうど10歳上だから、今年68。デビューこそ知りませんでしたが、中学生の私が洋楽に親しみ始めた頃、物議をかもしたロックへの転向があり、ずいぶんと興味深く聴いたものです。「ライク・ア・ローリングストーン」なんか、今でも大好き。
クリスマスアルバムの何曲かを(「サンタクロースがやってくる」とか)ラジオで聴きましたが、すごく不思議な気がしました。
プロテストソングの代表者という感じだったんですよねえ、ディランって。そのディランが、しゃがれ声のおじいさんという感じで、クリスマスソングを歌っている。まるで孫にでも歌っているかのような、優しさ、楽しさがあるじゃないですか。
うーん、彼の歌じゃないけど、時代は変わる。人も、時間が経てば、変わるんですね。
まあ、当たり前のことだけど。でも、あのディランがねえ。