惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

道路は減らない

2011-08-22 21:32:27 | 日記・エッセイ・コラム
 今日も涼しい。とはいえ、昨日よりは2度ほど気温があがったようだ。

 夕方、ちょっと遠くのスーパーまで自転車で買い物に。
 その際、新しい大きな道を避けて、古い道を通りました。狭いので車が来ると危険ですが、あまり通らないので快適でもある。新しい道と古い道と、どちらを走るかの選択はむずかしい。

 で、走りながら考えたのですが、新しい道ができても古い道がなくなることはない。ひとつの道を考えても、広がることはあっても、狭められることはない。
 ということは、国内の道路の面積は増える一方だということになります。

 どれくらい増えているのだろう?

 総務省統計局のデータを見ると、国内の道路面積は1990年で約8000平方キロメートル、2008年(これが最新)で約10000平方キロとあります。20年弱で25パーセント増えています。
 このままの割合で増えつづけると100年後には30000平方キロを超えることになります。日本の国土(37.8万平方キロ)の10分の1近くが道路になってしまう。

 いっそ陸地は全部道路にしてしまって、みんな自動車で走りながら生活してしまえば……というSFがあったような。
 まあ、そこまではいかないにしても、国の主役が道路になる時代はいずれ来るような気がします。