冷たい雨が昼頃から降り、夕方、散歩に出る時もあがっていませんでした。
あまり歩き回れないので、今日も市の文化会館へ行って、階段を12階まで登りました。
展望ロビーから西の空を眺めると、雲の切れ間が赤く輝いています。天気は回復しつつあるらしい。
案の定、また1階まで歩いて下りて外へ出ると、雨はやんでいました。明日は良い天気だな。
主人公から見ると「右側の肩」だけど、「は」自身にとっては「左肩」になるのでは?
いや、それは「は」がこちらを向いているという前提での話で、「は」は実は向こう向きなのかも。だとしたら右肩でいいことになりそうだし……。
あまり歩き回れないので、今日も市の文化会館へ行って、階段を12階まで登りました。
展望ロビーから西の空を眺めると、雲の切れ間が赤く輝いています。天気は回復しつつあるらしい。
案の定、また1階まで歩いて下りて外へ出ると、雨はやんでいました。明日は良い天気だな。
「右」と「左」は結構むずかしい問題ですが、大森望責任編集『NOVA9』(河出文庫)所収の浅暮三文「晩夏」を読んで、またぞろ頭を抱えてしまいました。
この短編では主人公のもとへ「は」が訪ねてきます。本当は「ぱ」なのですが、半濁点「゜」を落っことしてしまって「は」になったのです。
落ちた「゜」は主人公が拾って何だかわからないまま、アパートの自室に持ち帰っている。それを返してもらいたいと言ってやって来たのです。
不憫に思った主人公は「゜」を返してやる。すると相手は――
- へへへ、これこれ。これがないとどうも落ち着かなくてね。「は」は受け取った輪を右肩の上辺りに器用に担いだ。すると「は」は「ぱ」になった。……
主人公から見ると「右側の肩」だけど、「は」自身にとっては「左肩」になるのでは?
いや、それは「は」がこちらを向いているという前提での話で、「は」は実は向こう向きなのかも。だとしたら右肩でいいことになりそうだし……。
果たして文字はこちらを向いているのか、向こうを向いているのか。
それにしても、「向こうを向く」という日本語も変な言い方だな。ああ、もう、何がなんだか……。