散歩の途中で本屋さんを覗いたら、『SF大クロニクル』なる大型本が平積みされていました。ガイ・ヘイリー編、日本語版監修:北島明弘、KADOKAWA刊。
ビジュアル情報をふんだんに盛り込んだSFの歴史書ですが、始まりをメアリ・シェリー『フランケンシュタイン』に置くのはブライアン・オールディス以来のお約束。そして、初期こそ活字SF中心ですが、1970年以降は映画、アニメ、マンガといったメディアの方に主流があるという見方をしています。社会現象としては、ある意味、まっとうなのかも。
パラパラめくっていて、「おっ!」と思ったのは、小説家があまり取り上げられない最近のページの中で、シェリ・S・テッパーに1項目が割かれていること。日本には1995年に『女の国の門』が紹介されたのみだと思いますが、あちらではそれほどまでに評価が高いのでしょうか。
高い本だけど、眺めて楽しいのは確か。ちょっと欲しい気がしました。
写真は野川沿いの道で見かけた桜の花。
なんという種類でしょうか、もう満開になっています。