午後、都心へ出て、皇居北の丸公園にある国立近代美術館工芸館へ。
来月8日までの展示企画「ナニデデキテルノ?」を見ました。
工芸に対する興味は大人になってから。自分で木工などをやるようになってからといっていいかもしれません。今回の展示は、さまざまな素材で出来た作品を比較できるもの。織物、焼き物、金属、ガラスなど、それぞれ素材と形の取り合わせが面白い。
で、楽しく眺めてまわったのですが、実は、本当の目的はいちばん奥の部屋の特別展示。「archetype79911」と「archetype00021」という、とても陶芸作品とは思えない2つの巨大なオブジェが展示されています。
こんなことを言っていいものかどうか、ちょっとためらいますが、作者の陶芸家・齋藤敏寿さんが小学生の頃、彼のお姉さんの家庭教師をしていたのです。私は貧しい大学生でした。
そんな縁もあって、時々、作品を拝見しているのですが、今回もまた新しい発見がありました。抽象的な形と質感が触発する不思議な連想がとても楽しい。芸術はいいものだなぁと思います。
その後、神保町へ回って、古典SF研究会の例会に出席。古くからのなじみの方々と気の置けない会話の時間を過ごしました。
お知らせです。
明日、28日(日曜)、午後2時~3時55分放送のNHK・FMラジオ「きらクラ!」に、森下唯/ピアニート公爵がゲスト出演します。再放送は29日(月曜)の午前7時25分から。
よろしかったらスイッチを入れてみてください。