惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

多摩川七福神

2017-01-03 21:01:31 | まち歩き

 毎年1月3日はお正月吉例七福神巡り。今年は東急多摩川線武蔵新田駅周辺を巡る「多摩川七福神」を訪れました。

 初めて降りる駅――というか、東急多摩川線という電車に乗るのも初めて。東横線多摩川駅と蒲田を結ぶ、全長5.6キロ、駅数7という短い路線。
 武蔵新田という地名も「むさししんでん」と呼ぶものだとばかり思っていました。そうではなくて、「むさしにった」。
 室町時代初期の武将・新田義興(よしおき)が、足利氏に対して挙兵し、この地で謀殺された。その祟りを鎮めるための新田神社が造られたことが、地名の起こりだそうです。七福神の起点と終点は、その新田神社。

 コースはいったん北上し、その後、南下して、大きな8の字を描きます。あれこれ寄り道をしながら歩いて、約8000歩。距離にして4キロぐらいではないでしょうか。
 我々はゆっくり移動したので2時間かかりましたが、普通に歩けば、1時間20~30分の道のり。

 下の写真は、コースの2番目に設定されている頓兵衛地蔵。

 新田義興殺害に加担した船頭・頓兵衛が、その罪を悔い、作った地蔵だそうで、義興の恨みで顔が溶けています。なので、別名「とろけ地蔵」。ここには布袋様が置かれています。

 出来て4年目の新しい七福神で、歩くのも楽。めったに乗らない電車にも乗れるし、ここは面白いかも。大田区の町工場地帯の端っこあたりになるのでしょうか、〇〇製作所といった看板を掲げた小さな工場がいくつもあるのもうれしい。