惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

SF大賞

2018-02-25 20:56:21 | SF

 第38回日本SF大賞は次のように決定したそうです――

  • 大賞:『ゲームの王国』小川哲(早川書房)
  •  〃 :『自生の夢』飛浩隆(河出書房新社)
     
  • 功績賞:山野浩一

 こういう権威ある賞でなくとも、ご自分でご自分の「SF大賞」を決めていいんですよね。
 「ベストSF2017」、投票お待ちしています。今月いっぱい、受け付けていますので、どうぞよろしく。

 さて、昨夜のカーリング女子3位決定戦。
 互いに後攻で1点を取るか、あるいはブランクエンドにせざるを得ないという、息詰まる展開。粘り強くストーンを投げ続けた第9エンド。ついに日本が1点をスチール。1点リードして最終エンドに持ち込むという展開になりました。
 しかし、後攻はイギリス。勝負のゆくえはまだわからないところでしたが、エクストラエンドに持ち込むと不利になるイギリスは、最終ショットで2点を狙って勝負手を放ってきました。
 これが微妙に決まらず、2点取るどころか、当たって動いた日本のストーンがハウスの中心に近づき。またも1点スチール! 日本の銅メダルが決まりました。

 アセらず、根気よく、取り組んだ成果でしたね。素晴らしい。

 素晴らしいといえば、こうやってカーリングを応援している時間帯に行なわれたスピードスケート、マススタート女子では、高木菜那選手が見事優勝!
 ビデオを見ると、冷静にオランダ選手の後にくっつき、最終コーナーで前が外に膨らんだ瞬間に内側からダッシュして1位フィニッシュ。見事な試合運びでした。
 コーナーを鋭く曲がるコツは、団体パシュートで使うショートトラックの滑りで身につけたそうですね。
 頑張ったことは無駄にはならないんですねえ。おめでとうございます!

 ところで、「団体パシュート」は「追い抜き」と呼ばれたりしますが、英語の「pursuit」は、「追い抜き」ではなく、「追跡」。実際の競技も、追い抜くことはなく、サーキットの反対側の相手を互いに追いかけるかたちですよね。
 なんで「追い抜き」と呼ぶことにしたんだろう?