モンティ・ホール問題で、扉を変える方が当たる確率が倍になるのを、どう考えればよいのか。
いくつもの説明が出ていますが、私にはどうもピンと来ませんでした。
自分なりに考えると、次のようになります。
- 最初に扉を選んだ時点で、その扉が当たりである確率は1/3
- 残る2つの扉が当たりである確率は、合わせて2/3
- そのうち1つを開けてハズレであることを示すと、もう1つの選ばれなかった扉に当たる確率2/3が集約される
- つまり、選んだ扉が当たる確率は、この扉の半分になる
数学的思考法に慣れてないので、こんな説明が成り立つのかどうかさえわかりません。が、自分ではこれで納得したつもり。でも、面白い問題があるものです。
「ベストSF2013」に14~16人目の投票がありました。 nyamさん、林芳隆さん、ありがとうございます。あと1人は森下。いよいよ明日、28日いっぱいで締切です。投票、よろしくお願いします。
そうなんです。どうしてもそう考えてしまうんです。
でも、違うんですよねぇ。
そこがこの問題のおもしろいところです。
というのが,間違いでないにせよ,少し変な言い方の気がします.
この問題は,モンティからの情報が追加された前提での確率を考えているので,
追加情報があった時点で,確率が変わっても不思議はないといえます.
1つ選んだときの当たる確率は1/3です.
残りの扉をすべて開けてはずれだったときの,自分が当たりの確率は?
と問われたら,誰もが確率1と答えて疑問は持たないでしょう.
最初の状態とは前提が違うのだから不思議はありません.
森下さんの言い方だと,各扉の当たり確率1/3 が集約されたということです.
この問題の正解が不思議に思えるのは,前回ご紹介のページにあるように,
モンティが外れ扉を知らせたとき,残り2つの扉が当たりである確率は等しい,
よって,変更の必要なし,という感覚に反しているところです.
この考え方の間違いを指摘するのはやさしいが,
この考え方を転じて正解に導いてあげるのは,面白いけど難しそう.
コメントありがとうございます。
やはり変な言い方なんですね。
「可能性が集中する」とでも言えばよかったかもしれません。
コメントの最後、「正解に導いてあげるのは……」は、本当にそのとおりですね。自分でもなかなか納得しなかったのに、まして他人に説明するのは……。
最初の3つのドアの認識を、「正解のドア」と「ハズレのドア」とするのをやめて、「変更したらいけないドア」と「変更した方がいいドア」という認識に替えれば、おのずと正解が導き出せるのではないでしょうか?
コメントありがとうございます。
面白いですよねぇ。実はこのテーマで本が出ていて、それで私も知ったのです(本そのものは買っていませんが)。
ご提案の考え方ですが、「変更したらいけないドア」とは結局「当たりのドア」ですよね。そうすると残りは「ハズレのドア」で・・・。
やっぱり私の頭の中は面倒なことになりそうです(^-^;
司会者がドアを開けた瞬間に確率が反転する、ということですよねー。不思議です。
いやいや、そうでもなさそうなのです。
この問題は頭で考えていても理解しがたい部分があるので、ともかく一度、ためしてみることをお勧めします。
反転するというか、変化する。
情報が確率を変えるということで、何か不思議な気がしますねぇ。