昨夜(6日)は東京會舘にて「徳間文芸賞」(第11回大藪春彦賞・第29回日本SF大賞・第10回日本SF新人賞)の贈賞式。
写真は壇上にて花束を受け取った受賞の皆さん。
右から、『路傍』で大藪春彦賞の東山彰良さん、『新世界より』で日本SF大賞の貴志祐介さん、『電脳コイル』で同じくSF大賞の磯光雄さん、SF大賞特別賞の野田昌宏さんのご遺族(妹の田中淑子さん・弟の野田玲二郎さん)、『プシスファイラ』で日本SF新人賞の天野邊(ほとり)さん、『競馬の終わり』で同じくSF新人賞の杉山俊彦さん。
山田正紀さんの代役でSF新人賞の選考委員長をつとめた立場上、選考経過を報告することになりましたが、なんだかもうしどろもどろで情けない限り。
その後はパーティー会場にて一時転居の報告や、古い知り合いたちと久闊を叙したりして大変あわただしく、しかし楽しいひと時を過ごしました。
いつもだと、非プロパーの映像作品や非フィクション系が受賞すると、ごく一部とはいえ必ずあった「ほかに本道のSF作品があったはずなのに」という声、『電脳コイル』に関してはまったくなかったのが印象的でしたね。
作品そのものの質と同時に、活字メディアとの表現様式の違い、おたがいにできることとできないことの違いを再認識したといった趣旨の発言を何人かの方々からお聞きしました。
今やどこの分野にもSF魂をもつ人がいるんですねえ。
こちらこそ、意外な驚きと喜びでした。いずれもっとゆっくりとお話できる機会を持ちたいものです。
h先生のHPにも登場してしまいました。東池袋の某店を気に入っていただけて嬉しかったです。
来月、例の新研究棟in飛田給が内覧になりそうなので、その折にはよろしくお願いいたします。