惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「椅子のデザイン」展

2005-03-26 21:48:56 | アート・文化
 バイクで北浦和へ。埼玉県立近代美術館の「椅子のデザイン」展。

 会期が明日(27日)までなので、もう諦めようかと思っていましたが、お天気も良いことだし、思い切って出かけました。やっぱり、行ってよかった。

 この美術館には椅子のコレクションがあり「置いてあるものに腰掛けてもいいんだよ」と岡田さん(@一の日会)に教えてもらっていました。それで、いつかは行きたいと考えていたのです。そのためにも、この企画は渡りに船。
 展示されているもののうち、美術館所蔵のものには座っていいので、本当に楽しい(ただし、今回の展覧会のために借りたものには触れられません)。憧れの喜多俊之デザイン「ウィンクチェア」にも座れ(横たわれ)ました。

 展覧会の品でいちばん気に入ったのは、戦前の「子どもの椅子」。我々が小学校の教室で使った椅子に似たデザインの木製椅子ですが、曲線を彫りだしてあったりしてかなり手の込んだ造り。可愛いし、美しいし、技術的にも素晴らしい。こんな椅子に座れる子どもは幸せだと思いました。

 段ボール製のベンチにも感心しました。頼りないかと思いきや、しっかりしていて安心。紙特有の柔らかさと温かさがあり、なんともいえず優しい。湿気に弱いのが難点ですが、室内で使うには最高かもしれません。

 小中学生から「夢の椅子」のデザインを募集し、優秀作はミニチュアモデル化してあるのも素晴らしい。心のこもった展示活動です。

 せっかくだから地元の岡田さんに挨拶してくるべきかと思いましたが、お邪魔になっては申し訳ないので遠慮しました。近くまで行っていたことを、ここで報告しておきますね。


ホシゴイ

2005-03-25 21:32:41 | 日記・エッセイ・コラム
 夕方、いつものように野川沿いを散歩。今日は下流に向かって。
 桜のつぼみが数日前に比べると、目に見えて大きくなりました。一昨日と昨夜の雨のせいでしょうか。
 でも、まだ咲き始めるには時間がかかりそう。これからの気温にもよるでしょうが、1週間ぐらい先になるのでは。

 大町橋のあたりまで行くと、カワウが流れの中にたたずんでいる。多摩川ではよく見ますが、野川まで来ることはそう多くありません。浅いからウにとっては漁がしにくい? 何を考えているのか、そばを私が通り過ぎてもじっと動きません。

 さらに下流へ歩くと、まだ明るいのにGOI0503ホシゴイが姿を見せていました。良いチャンスなのでデジカメのレンズを向ける。
 一応撮れましたが、電子ズームを効かせたのでジャギーが目立ちます。
 カワウよりも警戒心が強いのか、この写真を撮ったすぐ後で飛び立ち、どこかへ消えてしまいました。ごめんね、邪魔をして。


社会保険事務所

2005-03-24 21:27:32 | 日記・エッセイ・コラム
 午後、散歩替わりにサイクリング。隣の市にある社会保険事務所まで行って国民年金保険料の口座振替手続きをしてきました。
 これをやると保険料が割引されるといいます。どうせ納めるのなら、少しでも安い方がいい。

 社会保険事務所を訪ねるのは、生まれて2回め。1度めは、確か、会社勤めを辞めて国民年金に加入しようとした時のことでした。
 最近何かと問題視されているお役所だけに、対応がどんなものか興味はあったのですが、前回の記憶がまったくない。だから変化があったかどうかもわかりません。そんなに混み合っていないし(午後5時の閉庁間際だったせいかもしれませんが)、窓口の対応は丁寧。すぐに書類を確認し、受け取ってくれました。後日、手続き完了のお知らせが来るらしい。

 出かける寸前、サラリーマン経験のある先輩作家と電話で話したのですが、我々のように厚生年金に加入したことのある者は、60歳から65歳までの間「特別支給の老齢厚生年金」というのを受け取ることができる。ただし、請求しないで65歳になってしまうと権利を失うらしい。
 電話の先輩作家はもうすぐ60歳なのですが、そのことをまったく知らず、「誕生日が近づいたら、社会保険事務所に行ってみなくちゃ」といっていました。
 権利があるのに、知らないで請求しないと失効するような制度はおかしいですよね。それとも、60歳になったらお知らせがくるのかしらん。

 年金が気になるということは、そろそろ老齢化してきた証拠でもあります。


野川清掃

2005-03-23 20:46:37 | 日記・エッセイ・コラム
 朝9時半から「野川クリーン作戦」。
 近づいてきた夜桜ライトアップに向けての準備です。集まったボランティアの数は約20人。平日なのでやや少なめか。1時間あまりかけて川岸や流れの中のゴミを取り除きました。

 心配したのはお天気。2月下旬に予定していた最初の清掃作業は雨で中止になりました。今回は、折りよく清掃中もってくれ、おしまいになる頃、ポツポツと落ちてきました。でも、傘をさしてやった昨年のことを思えば、ノープロブレム。

 ゴミは以前に比べればだいぶ減っているようです。それでも飲み物の空き缶、ホカ弁の空容器、煙草の吸殻などが目立ちます。大物では傘。水に濡れてぐしょぐしょになった段ボール箱を回収した人もいました。

 さあ、これで桜の咲くのを待つばかり。ライトアップの予定がわかりしだいこのページでもお知らせいたします。


トリマー用ピッチ

2005-03-22 21:44:46 | 日曜大工
 午後、病院の皮膚科へ。
 お医者さまは「もう来なくていいです。お薬も不要」とおっしゃる。
 万歳! 粉瘤は完治だ。
 でも、あのセンセイ、ピンセットの先で噴火口の周辺を押したり、先で何やら突っついたりしてたなあ。もし、まだ悪かったら、またかなり痛めつけられていたにちがいない。

 帰宅してから、自転車でホームセンターへ出直し。板の端を45度で切り落とすためのジグをなんとしてでも作りたい。一昨日試した厚さ2センチの端材ではどうもうまくゆかないので、発想を変え、直角三角形の断面を持つベニヤ板の筒を作ってみようと思っています。そのために必要なものがあったのです。

 欲しかったのはトリマー用のストレートピッチ、4ミリのやつ。ところが今日行ったホームセンターには4ミリの在庫がありません。
 諦めていったんは店を出たのですが、さらに発想を変えればいいことに気づき、中に舞い戻りました。
 で、12.7ミリのストレートピッチを購入。これでベニヤ板に浅い溝を彫り、そこに直角三角形の板を嵌め込むつもり。構造をしっかりさせるためには、細い溝に薄い板を嵌め込むより、むしろ厚い板を使った方がいいに決まっています。

 ――などと書いていますが、普通の人はトリマー用のピッチなんていっても、何のことだかわからないですよね。私も一週間ほど前までは知りませんでした。
 しかし一週間前、ホームセンターのチラシでトリマーが安売りされている(なんと3980円!)のを知り、エイヤッと買ってしまったのです。あれこれ木工の本を見ると「トリマーはぜひとも欲しい電動工具です」などと書かれているので。

 トリマーは、回転する刃で木材の表面を削りとる道具。角を丸くしたり、額縁のような飾り彫りをしたりするためのものです。その回転刃のことを「ピッチ」というのだそうです。
 溝も彫れるので、その機能を使って45度切断用のジグ作りをしてみたいと思い、今日の買い物となりました。

 さて、今度はうまく出来るかな?