久しぶりに道に迷いました。
夕方の散歩の途中、ハケの上にのぼりスーパー「トップ」のあたりまで歩いたところで、古い用水路の跡(埋められてあとかたもありません)をたどってみようと左に曲がる。
ところが目的の道はもう一本先だったらしく、見たことのないお宅が並んでいます。「馬部」という表札の下に「BABE」とローマ字で書かれていて、「へ~え、珍しい苗字」などと面白がって歩いているうちに目指す道への曲がり角を通り過ぎてしまったみたい。どの道をどう行けばどこへ出るのか、見当がつかなくなりました。
といっても、周囲の大通りへ出ればすぐに自分の位置はわかるので、べつに困るわけではありません。楽しい迷い道。
知らない通りを歩くのは散歩の大きな楽しみなので、「ふーん、このアパートはずいぶんと1階の床を高くしてあるなあ」とか「こんなところに清掃会社があったのか」とか、きょろきょろしながら歩くこと10分足らず。目の前に浄水場のタンクが見えてきて、今いる位置が判明しました。
残念。もっと長く迷子の身分を楽しみたかった……。