惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

箆大葉子

2008-04-25 20:27:40 | 草花

 庭で小さなトカゲを見かけました。メタリックブルーの縞模様が美しい。先日はカナヘビ――こちらはかなり大きめ――も見たし、どんどん庭がにぎやかになってゆきます。

Heraobako0804  今日の野の花はヘラオオバコ。オオバコ科の多年草。
 名の由来は、葉っぱがヘラ形をしているからだとか。普通のオオバコの葉っぱは柄の短いスプーンの形ですが、こちらは(写真には写っていませんが)確かに細長いへらの形をしています。

 花茎はニョキニョキと高く伸び、30~50センチにもなります。その分、オオバコのように「踏みつけられてもへいちゃら」というわけにはいかないようです。川原や空き地で普通に見られる雑草。
 穂についている白いのはオシベ。下から順番に成熟して開いてゆきます。超スローの微速度撮影で見ると、白い輪っかが下から上へあがってゆき、まるで花火のようではないかと思います。


胡瓜草

2008-04-24 20:49:07 | 草花
 予報よりはましなお天気で、朝、起きた頃、小雨が降った後は夕方まで降らず。夜になって本格的な雨になりましたが、散歩は傘なしで大丈夫でした。ありがたい。

Kyurigusa0804  さて、今日の野の花は、今年も可愛いキュウリグサ。ムラサキ科の越年草。冬の初めに芽を出して、そのままじっと耐え忍び、春が来るとわっとはびこるんですね。
 毎年のようにこの花の写真をアップしていますが、見飽きないですねえ。ついつい道端にしゃがみこんで、小さな花を覗きこんでしまいます。

 花の直径2ミリと、大変に小さいので気付かない人も多いのですが、実にもったいない。これから咲くツボミがくるりと犬の尾のように巻いているのも面白い。
 個人的には春の野草のナンバー1です。


母子草

2008-04-23 21:20:30 | 草花
 今日は朝、起きる前から仕事をしていました。
 本日、出来るだけ早くという締切があって、そのことが気になっていたんでしょうね。眠っていても文章を考えていたみたいで、昨夜書いて今ひとつしっくりしなかったところを「こう直せばいい!」と思いつき、それで目が覚めたのでした。

 結局、夕方までかかって何とか書き上げ、送稿。少しだけ肩の荷が下りました。

Hahakogusa0804  今日の野の花はハハコグサ。キク科の二年草。
 これも道端の雑草です。柔毛が生えているところとか、黄色い小さな花が集まっているところとか、何となく優しい印象があります。

 春の七草のゴギョウ(御形)はこれのこと。若い苗を餅につき込んだりしたそうです。
 似たような雑草にチチコグサやチチコグサモドキなどがあって、比べてみるのも楽しいものです。


雀の帷子

2008-04-22 20:49:42 | インポート
 修理に出していた掃除機が戻ってきました。
 ゴミの吸い取り口にあるパワーブラシが回らなくなっていたのですが、修理伝票を見るとパワーブラシには手をつけておらず、サクションパイプや内筒(ないとう)を交換したとあります。本体と吸い取り口を繋ぐ部分のどこかに異常があったのでしょう。
 修理費1万円弱。高いけれど、家族の一員が復帰したようで嬉しい。

Suzumenokatabira0804  今日の野の花はスズメノカタビラ。どこにでも生えている正真正銘の雑草であります。

 これは道路の端っこ、排水口の隅にたまったわずかな土に根を張っていました。実にたくましい。
 イネ科イチゴツナギ属の一年草。イチゴツナギ属の草は世界中に数百種あって分類が難しいのだそうです。


春紫苑

2008-04-21 21:29:42 | インポート
 オバさんが転倒している!

 夕方、家から少し離れた植木畑でツツジの花を眺めていた時の出来事です。
 お孫さんらしい赤ちゃんを乗せたベビーカーを押し、柴犬よりやや大きめの和犬を引いていたオバさんがすぐ近くにいました。坂の下から大型犬を引いた若者がやって来ると、オバさんの和犬は大型犬に吠えかかりました。大型犬はうるさそうに和犬を威嚇します。
 オバさんは必死でリードを引っ張り、犬を引き戻そうとしていました。

 大型犬が和犬を振り払って、ようやく通り過ぎたかと思ってホッとしかかった時のこと。若者と犬を見送って振り向くと、オバさんが地面にひっくり返っています。和犬はなおも大型犬を追おうと、リードを激しく引っ張り、引っ掛かったベビーカーが倒れそうです。
 赤ちゃんが危ない! 私はベビーカーに駆け寄り、両手で支えました。
 一緒にいた家内の方はオバさんに駆け寄ってリードを受け取り、犬を引き戻すと同時に、オバさんに「大丈夫ですか?」と声をかけています。

 オバさんは仰向けになったまま、左の肩のあたりを押さえて呻きつづけていました。
 しばらくして、赤ちゃんのお母さん(オバさんの娘さん)がやって来たので、犬も赤ちゃんも一緒に引き渡して来ましたが、大丈夫だったのかなあ。骨折などしてなければいいのですが。

Harujoon0804  今日の野の花はハルジョオン。今の季節、そこらじゅうに咲いていますね。白い花も多いようですが、これは薄紅色の花びらがきれい。
 今でこそ雑草に成り下がっていますが、大正時代、北アメリカから渡来した当初は園芸植物だったとか。命名は牧野富太郎博士。

 もう少し季節が進むと、よく似た花のヒメジョオンに取って代わられることになります。