惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

机辺の友

2011-07-21 21:08:13 | 動物
 台風6号は徳島の薬王寺から紀伊半島の熊野へお参りしてから、太平洋上を伊豆諸島南部へゆっくり漂ってゆきました。
 北から涼しい高気圧が関東付近まで下がってきたせいで、日中の気温の低いこと。お昼頃、用があって自転車で出かけたのですが、Tシャツだったので凍えるような想いをしました。気温は18度くらいしかなかったらしい。

Haetori1107 ステレオグラムはハエトリグモです。苦手な人はごめんなさい。

 何日か前から仕事部屋にいるのを見かけていたのですが、今回は液晶ディスプレイの上まで出てきてくれました。ハエトリグモは種類が多くて見分けるのが大変です。これはデーニッツハエトリのオスかな?

 見てすぐわかるように、頭の前面にある2個の大きな単眼がハエトリグモの特徴。ヘッドライトにたとえられます。
 この目はとても性能が良いらしく、近くを飛ぶ獲物までの距離を見極め、強いジャンプ力で飛びつきます。お尻から出る栞糸も頑丈。獲物をつかまえたまま、ぶら下がっても平気です。
 また、壁や天井を平気で這い回ることができるのは、歩脚の末端に粘着性の毛の束があるせいだそうです。

 前にもいったかと思いますが、ハエトリグモは私の憧れの生きもの。生まれ替わることがあれば、ハエトリグモになりたい。


西瓜を食べた

2011-07-20 20:32:23 | 園芸
Watermelon1107 自分ちで作ったスイカを食べました。

 直径9センチ、重さ350グラムですから、小玉スイカともいえないぐらいのミニスイカ。
 プランター栽培で、1つの株に3個実らせようとしたのがまずかったのかもしれません。あとの2個は食べられそうもなく、この株からは結局、1個のみ収穫。
 もう1つの株には、幸か不幸か1つしか実りませんでしたので、もう少し大きく育ちました。重さは倍ぐらいあります。

 さて、肝心の味は?

 まずまず、かな。
 甘さ控え目なのですが、さっぱりとしたスイカの味。汁気はたっぷりでした。

 もう1つの大きいやつは、数日後に食する予定。もっと甘いことを期待しております。


2011-07-19 21:03:55 | 日記・エッセイ・コラム
 朝、6時頃だったでしょうか。激しい雨音で目覚めました。
 夜も蒸し暑く、網戸のまま寝ていたので、あわてて起きだして戸締り。
 ついでに庭に出て、プランターのトマトの根元に水除けのシートも敷きました。水を吸いすぎると、果実が割れてしまうし、味も薄くなってしまいます。

 それやこれや雨対策を終えて、2度寝。
Kawasemi1107 そこそこ眠ったつもりなのに、やはり早朝に起きてごちゃごちゃしたせいか、日中、眠くて眠くて……。雨のせいでさほど暑くなく心地よかったこともあるかもしれません。活字を追っているはずの目が何度も閉じてしまいます。

 夕方には雨の止み間を見て、野川を散歩。
 カワセミがいましたが、川面が濁っているので漁にはならなかったでしょうね。
 (ステレオグラムにはできませんでした。無念)


なでしこ、えらい!

2011-07-18 20:30:14 | 日記・エッセイ・コラム
 良い一日でした。

 朝、7時半からサッカー女子ワールドカップの決勝戦をビデオ録画で応援。
 リアルタイムからは4時間遅れですが、今大会、準々決勝以降はすべてこの形式で応援。午前3時45分にどうやって観ればよいのかわかりません。起き抜けで勝ち負け分からない状態なので、本番と同じくらい応援に力が入ります。
 しかし、今日は特別でした。立ち上がりを見ていたら、体力差を見せつけられて粉砕するしかないのか、と思いましたものね。
 それが、突き放されても突き放されても喰らい付いて追いつく。最後があのPK戦。キーパー海堀選手、凄かった。アメリカの最初のPKをクリアした、あの守りが勝敗を決めたように思います。体は飛びながらも、空中にある右足でボールを弾くなんて、なんちゅう運動神経や!
 いやあ、素晴らしい姐さんたちです。おめでとう!

 なでしこたちの優勝で気持ちも盛り上がり、どうなることかと思っていた仕事も午前中にほぼ片が付きました。
 午後は小平市のホール・ねるこだいらに出かけ、オーケストラ「フィルハーモニカー」の演奏会。聴衆が少なくて残念でしたが、演奏は面白かった。
 帰宅してからのビール(本当は発泡酒)も美味しく、満足しました。


「お江戸deハナシをノベル!!」vol.2

2011-07-17 21:46:50 | 演芸
 昼過ぎの炎天下、バイクで都心まで。お江戸日本橋亭「お江戸deハナシをノベル!!」を観に行きました。

 昨年に続いて2度目。今回の演目は――

  • 「寄席の怪談」原作:北野勇作
  • 「残月の譜」原作:田中啓文
  • 「ぴゅうするる」原作:浅暮三文
 それぞれを上方落語の月亭八天師匠が口演します。
 それと、師匠のお弟子さんの月亭天使さん、東京落語から春風亭柳好さんが1席ずつ。さらに原作者+我孫子武丸さん+牧野修さんが壇上に並んでの「ぐだぐだトーク」。

 3人の原作者は持ち味を出した原作で、北野さんは古い劇場のまつわる怪談、田中啓文さんは笛の名曲を質入するという時代もの、朝暮さんはさまざまな人物が穴に落ちてゆくというメタフィクション。
 こんなに作風の違うネタを自分のものにしてしまう八天さんも凄いですね。私が見た昼の部では、「残月の譜」の小道具である横笛を楽屋に置き忘れて高座に上がり、途中で「どうしましょう?」とうろたえる珍しい場面も見せてくださいました。

 最近になって思うのですが、1人の演者が上半身の所作と言葉だけでドラマを構築する落語は、もっとも先鋭的な演劇ではないでしょうか。やれることの可能性もすごく大きい。
 前回と今回、ハナシをノベルを観させてもらい、その感を強くしました。落語は凄いぞ。