惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

広島の市電

2013-07-23 20:47:22 | まち歩き
 昨日の続きになりますが、広島では市電に乗りました。道路の中央を走る路面電車。
 広島は道路が広いので、電車が走っても他の交通の邪魔にならず、また路線も充実しているので、よく利用されているみたいです。5100形グリーンムーバーマックス1000形のようなカッコイイ車両が導入されているのにも驚きました。

 運賃は宮島線をのぞいて、市内一律150円。うれしくて、都合4回、乗りました。

 いちばん良かったのは、こいこん会場から西へ橋を渡ったところから乗って、南へ、南へと行った小旅行。「舟入〇〇町」という停留所がつづいて、終点が「江波」。

 すぐ先に江波皿山という、陸地に取り残された小島のような感じの山があり、そこからだと海が見えそうなので登ってみました。
 頂上はまわりに木が生い茂っていて見晴らしが利きませんでしたが、途中に海方向の展望が開けた場所があり、広島港や宮島を見渡すことができ、満足。

 登ったのは午前10時頃だったのですが、坂道では少年サッカー団のメンバーらしき男の子たち(中学生?)が坂道ダッシュを繰り返させられてました。
 下る時、一緒になった子が広島弁で「もう何べん走ったかわからん」、「死んだがマシじゃ~」とぼやいているのが可愛かった。今回の旅でいちばん印象に残るセリフとなりました。


こいこん

2013-07-22 21:03:18 | SF
 20~21日と第52回日本SF大会参加のため広島へ。「こいこん」という大会愛称の由来はいうまでもないですね。

 日程はずっと前から決まっていたので、早めに安い航空券を買ってあったのですが、広島空港から市内まであんなに遠いとは。リムジンバスで1時間もかかりました。
 おかげで開会式には遅刻。オープニングビデオが見られなかった。

 休憩室でお弁当を食べて、中ホールで「『オオサンショウウオ』このSF的で広島的な生きもの!」。
 広島や兵庫では、そこらの小川にオオサンショウウオがうじゃうじゃいる印象で嬉しくなりました。昔はカワウソもそうだったんだろうになあ。

 次のコマは「SF落語」。
 立川三四楼くんと笑福亭羽光さんが2席ずつ。三四楼くんの「アニソン和尚」はどんどん良くなってきていて何より。羽光さんの、トラルファマドール星の芸人が地球で「孤島生活」を送るという話はスケールのデカさと、テレビのセコさがマッチしていて、とても良かった。あと、アインシュタインの顔も。

 というところで、ちょっと会場を離れてホテルにチェックインし、また戻ってディーラーズルームで気になるファンジンなどを見てまわる。
 その後、東広島在住の古い知り合いらと会場近くのお好み焼き屋さんで生ビール。
 久闊を叙した後、三たび会場に戻って、エントランスの階段を利用したS3D Projection Mapping(立体物に映像を投影する)「時空の階段」を観る。東京駅が完成した際にやってたような映像ショーですが、こういうことが普通に出来る時代になったのだなあと感嘆。

Hiroshima1307 2日目の朝は、平和記念公園周辺を散策。しばし原爆のことを学び、考えました。

 さらに散歩した後、こいこん会場に入って「ピアニート公爵ミニコンサート」。次いで「SF創作講座」に出席。
 出番を終えた後は、そそくさとバス乗り場へ急ぎ、広島空港へ向かいました。

 というわけで、たった5つの企画を見たり参加したりだけという、象の前足片方のみに触ったような印象。複数の企画が平行して開催される都市型大会ではしかたがないものの、あまりにももったいない。
 それにしても、空港、遠い!

 (うっかりデジカメを忘れたため、画像はガラケーのカメラ機能で撮りました。ほとんどアリバイ証明みたいなものですね)


土日はSF大会

2013-07-19 20:24:38 | 日記・エッセイ・コラム
 秋を思わせるような爽やかなお天気。最高気温30.9℃(隣町アメダス)。

 とはいえ、午後、黒い雲が広がったので、昨日みたいに夕立があるかなと思い、早めに市民プールへ。雷が鳴ると閉鎖されて泳げなくなるんです。
 でも、たどり着くと雲は消え、日が射して来ました。気まぐれな空模様じゃ。

 割とよく集まったロートル水泳愛好家たちの話題は「病院」。切実な問題です。

 明日は朝早く発って、広島へ。土・日とSF大会です。
 次の更新は月曜になる予定。


波紋

2013-07-18 21:18:08 | 日記・エッセイ・コラム
 昨夕からの雨のなごりか、朝は雲が多かったのがだんだん晴れて、また暑さが戻ってきました。最高気温33.1℃(隣町アメダス)。

 市民プールへ行った時には、西と北の空に入道雲がそびえていたものの、真上は青空。水面に日の光が反射していました。

 水に入って最初の50メートルは平泳ぎと決めています(なんとなく)。
 壁面から思いっきり蹴伸びをし、プールの底に近いところを10メートルぐらい前進。それから水面に浮上して、大きく水を掻き、すばやくキック。
 で、水の中に顔がある時、日の光がつくる波紋が水底に映っているのを見るのが好き。昨日の雨のせいで今日の水はきれいだったから、特に気持ちが良かった。

 水温も30度に下がっていて(オープン当時は33度もあった)、体が適度に冷え、快適。
 水につかったまま休んでいる時に、駅の近くに住んでいるご婦人(推定80歳)と駅近辺の再開発について。
 「映画館ができるといいですよねぇ」などと話してていると、彼女は「今度、『マイ・ウェイ』の映画が始まるので、観にゆくの」と言ってました。
 この映画かな?


ピアノ連弾

2013-07-17 20:56:08 | アート・文化
 今日も涼しい。最高気温28.0℃(隣町アメダス)で、夕方、雨が降ってくるとさらに気温は下がり、窓を開けたままだと寒く感じるほど。

 昼過ぎ、町田市の和光大学ポプリホール鶴川まで出かけ、「若き演奏家による水曜午後の音楽会第4回/渡邊麻子+森下唯 ピアノ連弾」を聴きました。

 プログラムは――

  • A・カゼッラ : プパッツェッティ(あやつり人形)作品27
  • C・V・アルカン : ドン・ジョヴァンニによる幻想曲 作品25
  • A・ドヴォルザーク : スラヴ舞曲集より「第10番ホ短調」ほか
 カゼッラは冬に芸大奏楽堂で聴いて描写力に感嘆したイタリアの作曲家。あやつり人形は、ところどころでついニンマリしてしまうような皮肉で楽しい曲。
 アルカンの連弾曲は初めて聴きましたが、なんじゃこりゃ! と呆れるような賑やかさ。ニンマリではなく、大笑いしてしまいそうでした。
 スラヴ舞曲はやはり名曲集ですね。うっとり、しんみり、美しい。
 アンコールにフォーレの子守唄。可愛くて、きれい。

 短いプログラムで入場料500円とはいえ、300入る会場はびっしり満員。町田は芸術好きの市民が多いのだなあと思いました。