惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ごみ焼却工場見学

2013-11-23 21:14:12 | まち歩き

 「クリーンプラザふじみ」は、我が市と隣の三鷹市が共同で運営しているごみ焼却工場。今年4月から運用している最新鋭の施設です。
 今日は「第1回ふじみまつり」と銘打って地元市民へのお披露目。施設内見学、リサイクル品の格安販売、模擬店開催などがおこなわれました。私も自転車を飛ばして見学に。

Fujimi1311a  この工場は東八道路に面した市街地にあり、臭気、排煙、粉じんなどの対策に入念な注意が払われています。

 ここはごみ収集車がごみを下ろすプラットホーム。
 出入口にはエアカーテンが設置され、投入口の内部は、空気を常時、焼却用に使うことで陰圧が保たれています。これで臭気等の漏れ出しを防ぐわけですね。

Fujimi1311b  上の写真の右側に隣接するゴミピット。
 たまったゴミをクレーンでよく混ぜた後、同じクレーンで焼却炉へと投入します。

 なお工場はすべてコンピューター制御されていて、クレーンも自動運転でした(人間が運転することもあるそうです)。燃えて出た灰はエコセメント工場へ。

 焼却炉は850℃以上で完全燃焼するようになっています。その熱をボイラーに伝え、蒸気を発生させています。

Fujimi1311c  手前の青い機械が蒸気タービン。向こうの赤いのが発電機。最大9700kWの電力を生み出すことができるそうです。

 今日、見た時は5300kWが発電されていて、そのうち4100kWが電力会社に売られているということでした。

 最後は中央制御室。

Fujimi1311d  工場は1年365日24時間ノンストップで稼働しているので交代勤務で各設備の運転状況を監視しています。ゴミは毎日出るし、いったん止めると、熱が下がったりして効率が落ちるということでしょうね。メンテナンスが大変。

 あれこれ工夫を加え続け、ごみ処理技術がここまで来たのは素晴らしい。まだまだ進化するでしょうね。

 ごみの焼却だけでなく、下水処理など、都市の衛生設備をあれこれ考えるのも楽しい。楽園のようになってゆくかも。