惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

谷口ジローさん

2017-02-12 20:54:02 | ひと

 マンガ家の谷口ジローさんの訃報に接す。

 本棚を眺めてみたら、『「坊ちゃん」の時代』、『孤独のグルメ』、『散歩もの』と、原作つきの本しか見当たりませんでした。もっとあったと思うけれど、どこに隠れているのだろう?

 固い線で、ふんわりした雰囲気が出せる、独特の画風。
 手塚治虫さんの作風とも違うし、劇画とも、やはり違う。フランスのバンド・デ・シネの影響か言われていますが、その線がつよいのでしょうか。といっても、谷口さんは、谷口さん。他に似た人を知りません。
 遠近法がしっかりしていて、風景が美しい。眼に心地よいマンガでした。

 69歳はまだ早いですよね。残念でなりません。


外環道工事基地

2017-02-11 21:15:53 | まち歩き

 夕方、野川の遊歩道を自転車で下流へ。
 どんどん下って成城を過ぎ、東名高速道路と交差するあたり。外環道地下掘削工事の基地があります。

 これは土を運び出すベルトコンベアなのでしょうか。巨大なシールドマシンが地下40メートルに鎮座しているのは、もう少し右手になるのかな。

 次の日曜(19日)には、そのシールドマシンの発進式があるそうです(「告知」)。
 ここだけでなく、あちこちで関連工事が進んでいます。東名と関越道をつなぐ部分の工事、いよいよ本格的になってきました。


また侵入

2017-02-10 20:52:55 | 野鳥

 1週間ほど前の日記に、2階ベランダに張り巡らせたネットの内部にヒヨドリが入ったことを書きました。
 で、今日は、庭のコンテナを覆ったネットの中に入っていました!

 2日前、ちょっとはみ出した葉っぱを齧っているのに気づいたので、ネットの裾を洗濯バサミで留め、隙間を少なくしてありました。
 にもかかわらず、今朝、無理矢理侵入し、白菜の上に陣取って葉っぱをついばんでいたのです。

 そばへ行くと、非常にアセっていましたが、出口を見つけることができず、中でバタバタ暴れるばかり。
 しばらく脅しつけて怖い目に遭わせてから、逃がしてやりました。

 白菜は、この後、収穫したのでもう食べられることもありません。

 それにしても、命知らずのやつだなあ。この前、2階ベランダで痛い目に遭ったのとは別の個体だと思います。


うっすらと

2017-02-09 21:04:58 | 白菜

 今日もBGMはもっぱらロス・インディオス・タバハラス。
 ブラジル北東部出身の先住民兄弟がギターを入手し、独学でギター演奏を習得、リオからメキシコ、アメリカへと活動の範囲を広げてゆく物語はとても面白そう。でも、詳しくはわかっていないようです。
 お兄さんの奥さんは日本人。日本公演の際に知り合ったみたい。

 昨日も書いたように、「シャボン玉ホリデー」のエンディングでのギター演奏は彼らのものですが、だとすると、ちょっと不思議なことが。
 というのは、ロス・インディオス・タバハラスがアメリカで知られるようになるのは1963年の「マリア・エレナ」の大ヒット以降。「シャボン玉ホリデー」の開始は1961年なので、もし、最初から彼らのギター演奏を使っていたとしたら、どこか別のルートで知っていたことになります。日本ではラテン音楽がよく聞かれていたので、もしかしたら、アメリカでのヒットより早く、その存在を知っている人がいたのかもしれません。

 夕方は、みぞれの降る中をつつじヶ丘方面へ散歩。もちろん傘差し、ゴム長で。

 しっかりした雪が降っているわけではなかったのですが、畑や空き地など、溶けにくいところにはうっすらと白く積もっていました。

 積雪は数ミリにすぎないのですが、あたりはけっこう幽玄な光景に。午後5時半頃の写真です。


ロス・インディオス・タバハラス

2017-02-08 20:26:55 | 音楽

 今日の夕刻は、昨日とは方角を変え、国領方面へ。

 駅前のブックオフで「500円以下のCD半額」セールをやっていました。
 めぼしいものはなかったのですが、1枚、ロス・インディオス・タバハラスの「マリア・エレナ」や「ソラメンテ・ウナ・ベス」の入ったCDがあったので購入。250円でした。

 彼らの曲に最初に触れたのは、ご多聞にもれず、テレビ「シャボン玉ホリデー」のエンディング。「スターダスト」を犬塚弘さんがアテ弾きしていましたね。
 哀愁をおびた澄んだ音色が特徴的。たぶん嫌いな人はいないんじゃないでしょうか。

 でも彼らは単なるイージーリスニングのギターデュオではないんですね。ショパンの「幻想即興曲」を聴いて、認識を改めました。アタックの美しさ、多彩な音色、指使いの滑らかさ……本当に素晴らしい演奏です。
 世界には色んなギタリストがいるんですねえ。