中国の抗日デモ騒動で「中国のリスク」に関心が高まってきた。中国に他の発展途上国同様、政治・インフラ・情報の信頼性等々の問題があることは当然だが、加えて中国には「人のリスク」というものがあるというのが今日の論点だ。
中国13億人の人間は無限にも近い安価な労働力の供給源と考える向きも多そうだが、「中間管理層以上の人材は不足し労働コストは結構高い」というのがエコノミスト誌の最近の分析だ。
加えて「表現の場がなく直接的行動に走りやすい大量の貧困層の存在」というのももう一つの人のリスクだ。
この二つのことは別々の様で根は繋がっているのではないかというのが私の分析だ。
つまり共産党一党独裁維持のため、正しい情報の伝達を避け、表現の自由を抑圧してきた結果「自分でモノを考えイニシアティブが取れる」人間が絶対的に不足しているというのが私のいう「人のリスク」である。
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