金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

白毛門沢を登る

2005年10月03日 | 

2005年10月2日(日)M君と氏と白毛門沢を登った。午前6時に西東京市の自宅を車で出て、8時10分頃白毛門登山口の駐車場着。沢靴を履きヘルメットをかぶり出発しようとするとバスで来た白毛門登山の中高年の一団から「格好いい」等と声がかかる。「行って来ます。頂上でお会いしましょう」と元気良く出発。午前8時35分である。

hanagetaki

15分程でハナゲの滝に到着。僕が写真を撮っている間にM君は右岸をスルスル登り上部でハナゲの滝を横断している。ここは前回東黒沢を登りに来た時は水流が多く滝を直登できなかったところだ。M君は上部の岩が一部崩れて登りやすくなっていると言う。siragadeai この写真はハナゲの滝の上から下を撮ったもの。

9時20分頃白毛門沢出会い。この頃から猛烈に暑くなる。10月始めだというのに30度は越えている様だ。僕はどういう訳かこの日は物凄く喉が渇いて水をがぶ飲みした。水は沢の中に嫌という程あるので、事欠くことはないが。

しばらく直登を続けてタラタラのセン下の滝に出会う。ここは右岸の小沢にある踏み跡をたどり高巻いた。ただし左岸の方が正解かもしれない。タラタラのセンの手前に数メートルの滝がある。これも一緒に巻いてしまえと思い、右岸の踏み跡らしきものを辿ったが、藪が深くて少し難渋するが暫くして、明確な踏み跡の出会った。ここは手前の滝を登ってからタラタラのセンだけ巻くのが正解。

slub20

11時30分写真のスラブ滝下に出る。ここはガイドブックに20mスラブ滝と紹介されているところだ。滝の上に大きな岩が座っているの特徴。ここは右岸の草付沿いを登る。ここから上はゴーロ帯が暫く続き、スラブ帯となっていく。スラブ帯の中では一ヶ所ガラスコップを縦に切った様な涸れ滝を右から左に直登するところがあったが、ここは高度感があり少し緊張するところだ。ザイルを出しても良かったかもしれない。ここで午後1時過ぎ。この頃より小雨が降ってくる。スラブと草付の混じった急斜面を踏み跡を忠実に辿っていくと午後2時30分誰もいない白毛門山頂に飛び出した。

jijiiwa

頂上で靴を履き替え1時50分頃下山開始。松木沢ノ頭を過ぎると雨が止みガスも切れてきた。写真は白毛門の名物ジジ岩とババ岩である。我々が登ったルートは岩の右側なので見えない。白毛門遡行にはジジ岩・ババ岩の間を通るルートもある様だが傾斜は結構ありそうだ。

しばらく下るとタラタラのセンが見える。ただしコンパクトカメラで写真にするには遠すぎる様だ。

山頂付近の紅葉を期待していたが、気配はほとんどない。わずかに赤い実を付けたナナカマドが秋の到来を告げている。午後5時白毛門出会。朝沢山泊まっていた車も総ていなくなり我々の車が最後の1台になった。

帰路谷川温泉のユテルメで一風呂浴びるが、屋内風呂の湯温が少し低くてかつ余り良いにおいがしないのが気になった。因みに露天風呂の湯温は適当だったが。

こうして僕達の今年の沢活動は終わった。

nanakamado 

コメント
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