韓国の朝鮮日報は「北朝鮮危機:韓国軍赤っ恥、対北ミサイル発射に失敗」とセンセーショナルな見出しで、北朝鮮のミサイル発射後に韓国軍が発射したミサイル2発の内1発が発射直後に海に墜落した事実を報じていた。
9月15日朝北朝鮮が日本越えのミサイル発射実験を行った6分後に韓国軍は武力誇示の点から玄武2Aミサイル2発を発射した。1発は250㎞飛んで日本海の目標に到達したが一発は発射直後に海に墜落した。墜落原因は調査中とのこと。
朝鮮日報は「強力な対北報復力と意思を誇示しようろしていた韓国軍は体面を大きく損ねた」と書いている。
CNBCはこの記事を引用してEmbarrassing failure of 'Key' ballistic missile by Seoul raise questions of readiness「(対北対抗力の)キーとなる弾道ミサイルの恥ずかしい失敗は韓国軍の準備体制に疑問をよぶ」というタイトルの記事を書いている。
記事の中で米国のシンクタンクの責任者の「ハイテク兵器の失敗は起こりがちなもので、一発のミサイル失敗から私は多くのことを読み取ろうとはしない」という好意的?な意見を紹介していた。韓国のハイテク産業の技術レベルから考えると北朝鮮に以上のハイテク軍備を実装できそうな気がするが現実はかならずしも容易(たやす)くないようだ。
さて韓国首脳部はこのミサイル墜落から何を思うのだろうか?
「韓国軍は対北軍事対抗力が弱いのでもっと米軍に頼る」「韓国軍は対北軍事対抗力が弱いので北朝鮮との融和策を模索する」「韓国軍は対北軍事対抗力が弱いので軍備拡張を急ぐ」のいずれか?
それは今のところ私には分からない。