金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ロシア黒海艦隊の旗艦モスクワが火薬の爆発で深刻な被害

2022年04月14日 | ニュース
 ロイターによるとロシア黒海艦隊の旗艦モスクワが搭載する火薬の爆発で深刻な被害を受けたとロシアのインターファックス通信が報じた。
 モスクワは射程距離700kmの巡航ミサイル"バルカン"を搭載したミサイル巡洋艦でウクライナ東部を攻撃する上で重要な役割を果たすと考えられていた。
 ウクライナ側はこの巡洋艦にミサイル2発を着弾させたと報じているが証拠は示されていない。
 旗艦モスクワがウクライナ軍の攻撃で被災したのか事故で被災したのかは明らかでないが、ロシア側の大きな痛手であることは間違いない。
 ロシア国防省がインターファックスに旗艦モスクワの被災を発表したということは隠蔽できない状況だったということだろうか?
 もし黒海艦隊を含めてロシア軍の動きがウクライナ側に筒抜けになっているとするとロシアのドンバス作戦は困難なものになるだろうが、そこまで想像をたくましくするのは少し早計かもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイデン政権、対ロシア戦に備えてウクライナに情報と重火器供与を決定

2022年04月14日 | ニュース
 WSJにBiden Administration to provide Ukraine with more Intelligence,heavier weapons to fight Russiaという記事が出ていた。
 バイデン政権はウクライナがロシアと戦うために一層のインテリジェンスと重火器を供与することを決めたという意味だ。
 私がこの記事を読んで一番注目したのは「インテリジェンスの提供が重火器の提供よりも先に書かれている」という点だった。
 インテリジェンスは日本語に訳するよりも原語のまま理解した方が良いがあえて訳せば敵国の機密情報や諜報活動を含む広い情報活動だ。
 記事は近時ロシアが戦略をウクライナの首都キーフ攻略から東部ドンバス地方での大部隊による攻撃に転換したことに対応するもので、供与する重火器の中には155mm榴弾砲などが含まれている。
 これらの武器をウクライナ兵が操作するには訓練が必要だが、ペンタゴンによるとトレーニングは既に東欧に派遣されている米軍が担当するということだ。
 インテリジェンス=ロシア軍の動きに関する機微情報について米国はより濃い情報をウクライナに提供する予定だ。これによってウクライナは同国を占領しているロシア軍に対して、大砲やドローンでの攻撃が可能になる訳だ。
 なお米国はロシア領内に関する情報はウクライナに提供しないと述べている。もしロシア領内におけるロシア軍の位置等をウクライナに伝えるとウクライナからロシア攻撃が可能になるからだ。
 このことは幾つかのことを示唆している。
 一つは今回の戦争におけるインテリジェンスの重要性。 インテリジェンスはいつの場合でもつねに重要だが、ロシアのキーフ攻略は明らかにインテリジョンス不足だった。孫子は「敵を知り己を知れば百戦するも危うからず」と喝破し「敵を知らず己を知らざれば戦うごとに負ける」と続けている。
 キーフを攻略したロシアはまさに「敵も己も知らないから負けた」のである。
 これに対しアメリカは言外に「その気になればロシア領内のロシア軍の動きや編成などの情報をウクライナに提供できる」と脅かしていると思われる。
 これまでアメリカは重火器の供与などでロシアから交戦国呼ばわりされることを避けてきた。しかし先日バイデン大統領がロシアをGenocide(国民などの大量虐殺)を行っていると非難したことでウクライナ支援をギヤアップしたと思われる。
 これに対するロシア側の反応は分からない。ただしもしドンバスで大きな戦争が行われるとすれば、それはかなり激しいものになることは間違いない。
 もっとも孫子の教えに従えば、戦う前に己と敵の兵力、士気、道義などを比較すれば勝敗はおのずと明らかになり賢い将軍は無用の戦いと避けるということになるのだが、現実には「やってみなければ分からない」という意見が多数を占めるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HISハワイツアー再開、相談の受付はネット等で予約してから

2022年04月14日 | 旅行
 昨日家内のパスポート更新のため立川のパスポートセンターに行った時、センターの向かいにあるHISの事務所に寄りました。GW開け辺りにニューヨークに暮らす娘夫婦を訪ねる準備のためです。
 たまたま朝ネットで予約していったので相談することができましたが、HISの窓口は完全予約制で予約をしていないため断られる人を散見しました。
 さてそのHISですが、今朝の読売新聞によるとJTBとともに5月からハワイ行パック旅行を2年ぶりに再会するとのことです。
 これにともない今後同社の窓口も対応力を高めていくと思いますが、昨日時点では立川本店は火・木・金が休業日ということでした。まだまだ旅行客の戻りは少ないのですね。
 さて4月から政府が渡航危険レベルを引き下げ、ワクチン接種等の条件を満たしていれば、帰国後自宅待機が不要になった米国旅行ですが、PCR検査証明やワクチン接種証明の発行などまだまだ煩雑な手続きが必要です。この辺りの手続きはおそらく相当長い間続く可能性があると考えています。
 と考えるならば、いずれ行く必要がある海外旅行であればこの辺りで踏み切るのも良いのではないか?と判断した次第です。
 それにしても一昔前に前に較べて海外旅行のコストは相当高くなっていますね。まずこのところの急速な円安。そして出国時帰国時のPCR検査費用です。また突然の渡航キャンセル(たとえば自分がコロナに罹患するなど)リスクに備えた保険手当・・などです。また詳しく調べた訳ではありませんが、アメリカのホテル需給が急速に回復していて、ルームチャージが高くなっている可能性もあります。
 それにしてもコロナで一変したのが「受付の予約制度」です。金融機関から旅行会社まで受付の予約が一般化してきた気がします。そのこと自体は悪いことではありませんが、制度が周知されていないので無駄足を踏んでいる人がいるのは気の毒だな、と思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする