昨日(9月30日)山仲間3人で西武秩父線西吾野駅から関八州見晴台から高山不動尊を巡りました。歩き始めから小雨が降るぱっとしない天気でしたが、大滝、不動滝、白滝という3つの滝を巡りながらハイキングを楽しみました。
(写真は大滝)
高山不動は、千葉の成田不動、東京の高幡不動と並んで関東三大不動尊といわれているということです(異説もあり)。
ただ現在はお堂の内陣は締め切られ、尊像を拝むことはできませんでした。お寺の方の姿も見えず、全体として荒れた感じがしたのは残念でした。
さてここからが「三大」に関する雑感です。
日本には色々な「三大」があります。有名なところでは松島・天橋立・宮島の「日本三景」や偕楽園・兼六園・後楽園の「三名園」などがあります。
日本三景や三名園は、景色や庭園が拮抗し、実力・人気とも拮抗しています。しかし三大〇〇の中には三者が拮抗していないものをあります。
たとえば「三大うどん」です。おそらく三大うどんと聞くと多くの人がまず「讃岐うどん」をあげるでしょう。次に秋田の「稲庭うどん」というとああ、そうかと納得する人が多いと思います。さて三番目は?というと多くの人が首をひねるのではないでしょうか?
ものの本によると三番目は群馬県の水沢うどんです。ただし水沢うどんのかわりに名古屋のきしめんを入れる説もあるようです。
うどんに関しては讃岐うどんの人気と知名度が他を圧倒していますね。
このノリでいうと関東三大不動尊は成田不動が知名度や参詣者数でダントツで、高幡不動がこれに継ぎ、高山不動を知る人はあまりいないというのが現状でしょう。
ところであるジャンルで重要なものを選ぶとき、なぜ3なのでしょう。2や4あるいは5でなくて。
それは2や4では座りが悪いと思う人が多いということでしょう。3はカメラの三脚で分かる通り非常に安定した数です。
プレゼンテーションが上手な人は3を上手く使います。
たとえば「私がこの商品を推奨する理由は3つあります」といってから「第一に〇〇で」「次に〇〇で」「最後に〇〇で」という具合です。
モノの価格も三要素で決まると言われています。それは生産者側の売りたい価格(原価+利益)と購入者側の買いたい価格(効用・満足度)と類似品を含めた流通価格(相場)です。
つまりプレゼンだけでなく、人に何かを話する時に3を意識するとまとまりが良いということですね。