CNBCに「幸せになりたいなら、次の6つのフレーズを毎日使うと良い」という記事が出ていました。
6つのフレーズ全部が腹落ちした訳ではありませんので、共感したものを少し紹介したいと思います。
今日の話は"Tell me more...."「もっと話をして」です。
「誰かが心を開き始めると、我々の多くは彼らの問題を解決しようとするか、彼らにアドバイスをしようとする傾向があります」と記事は書いています。
そして「それらのことをする代わりに『もっと話をして』と言いましょう。それは聞くための時間とエネルギーを提供するという暗黙の申し出なのです。そのことにより相手は自分の感情や考えの処理を進めることができます。」「それが相手との関係を深め、距離を縮めます」と述べています。
ヒューマンスキルの用語でいうと「傾聴力」を使うということですね。
多くの場合問題を抱えている人は、自分である程度の解決策を持っていて、それを誰かに聞いて欲しいと考えているものです。
あるいは抱えている問題を話すことで、すっきりし元気を取り戻すこともあるでしょう。
私もそうですが、人は知っていることを話したくなるものです。でもそこは自分を抑えて、誰かが心を開いて話始めたときは、話を聞くように努めましょう。ただ適切な合いの手を入れないと相手が話を聞いているのかどうか不安になります。有効な合いの手は「オウム返し」です。つまり相手の話の中のキーワードを繰り返すことで、相手の話を更に引き出すことができます。
ヒューマンスキルというとプレゼンテーション力など自分が何か能動的な行動を起こすことを思い浮かべることが多いと思いますが、相手の距離を縮める点では傾聴の方が有力な武器になることが多いでしょうね。
能弁なセールスマンより、朴訥なセールスマンの方が往々にして良い成績をあげるものですが、それはこのことと深く関わっているでしょうね。