最近東京都内で短い間に大雨が集中し、洪水が起きていますね。その結果公共交通機関に運休、遅延がでることもあるようです。日本語に不慣れな外国人旅行者は苦労しているのではないか?とふと気になる時があります。
そんな時役に立つと思うのが、避難場所等を絵や図で示したピクトグラムですね。ピクトグラムが使われ始めたのは1964年と東京オリンピックです。
また最近メールなどでよく使われる絵文字はEmojiとして世界的に使われています。絵文字を管理する団体によると、登録されている絵文字数は3千個位あるそうです。
この絵文字も日本人の発明ですから、広い意味の絵文字(ピクトグラムやスタンプを含めて)は、非常に日本人になじみが深い非言語的コミュニケーションツールだと思います。
言葉が通じない人同士でも絵文字を使うとある程度意思疎通ができると思いますが、誤解を生じる場合もありそうです。
たとえばこの写真のピクトグラムは何を表していると思いますか?
これは洪水・内水氾濫なのですが、総ての人がそう理解するかどうかちょっと疑問に思っています(今度日本語教室で試してみようよ思います)。
また絵文字を使って「🌪️🌧️➡️🏙️ ❌🚶♂️🚶♀️」と書くと「台風が接近しているので外出を控えてください」という意味を表します。
でもこれを見た人が同じ解釈をするかどうかは疑問ですね。
次の絵文字と漢字の組み合わせは「今度の日曜日にハイキングに行くので朝7時に新宿駅東口に集合してください」という文章をAIに書かせたものです。
📅☀️🥾 🚉新宿東口 🕖集合
これで分かるでしょうか?少なくとも集合時間は時計の針ではなく数字で書いた方が良さそうですね。
これを英語で書かせるとこうなります。
📅☀️🥾 🚉Shinjuku East 🕖meet
文法など気にせずに絵文字と単語の羅列で書くことができます。
このような絵文字をどう活用するか?はこれから考えていくことですが、英語など共通言語がない外国人に日本語を教えるときのツールになると考えています。
ところでこの絵文字、一覧表から絵文字を拾ったり、検索しながら書くことも可能ですが、AIにオーダーを出すと瞬時に書いてくれるのですね。
AI+絵文字が語学学習の地平線を拡げるかもしれません。少し大袈裟かな?