信州の駆け足山旅の二日目は、乗鞍岳の最高峰・剣ヶ峰(3,026m)登山です。泊まったペンションでは午前6時から朝食を出してくれるので、朝ごはんを食べてから、車を三本滝駐車場に回しました。この日は翌日開催される自転車によるヒルクライム大会のため、観光センターの駐車場が閉鎖されていたのです。
三本滝駐車場の横にはヤナギランが咲いていました。その向こうにはスキーリフトが見えました。冬になるとこの上には上級者向けの急斜面が広がり、その上には位ヶ原に続くツアーコースが伸びています。
バスの終点畳平はもう高山の世界です。乗鞍岳というピークはなく、最高峰・剣ヶ峰など23のピークが乗鞍岳を形成しています。
剣ヶ峰への道を歩き始めると槍ヶ岳が見えてきました。
剣ヶ峰への道は、肩の小屋までは広い道です。肩の小屋からは山道になります。
穂高連峰の山頂部が雲の中から頭を出しています。
剣ヶ峰到着は午前10時。8時過ぎに登り始めたので2時間ほどかかりました。ゆっくり登ったこともありますが、下ってくる登山者とのすれ違いにも時間を取られました。写真のとおり頂上は人の山です。
高山植物ではコマクサが目につきました。
トウヤクリンドウも咲いていました。漢字では当薬竜胆、かっては根が民間薬として利用されていたそうです。
乗鞍岳は明るく、険しくなく、安心して登ることができる山です。
短い時間の山旅では、木曽駒ケ岳などと並んで推奨できる山ですね。