12月26日土曜日、会社の山仲間と伊豆の天城山を登りに行った。天城山は八ヶ岳などと同じく山塊の名前ので天城山を冠したピークはない。最高峰は万三郎岳1405.6mだ。天城山は深田久弥の百名山の一つである。私は百名山に対してニュートラルである。ニュートラルという意味は百名山教徒のように百名山のみを山とみなしそこに登ることを目標とすることもなく、かといって「百名山は俗っぽい」と百名山教に反発することもないという意味だ。その季節季節に一番心を打つ山に登りたいというのが私の山登りだ。従って百名山を特段意識したわけではないが、数えてみると今年は蓼科山、飯豊山、大菩薩峠、両神山、八ヶ岳、御岳、岩木山、武尊山、男体山、日光白根山と既に10の百名山を登り、この天城山が11番目の百名山になった。この中には二度、三度登った山があるがそれはそれで楽しかった。山は同じでも登ったメンバーも違えば季節も違うからだ。
さて天城山登山である。午前9時8分に伊豆箱根鉄道の終点・修善寺に到着。ここから一同七名はジャンボタクシーで八丁池口に向かった。10時15分頃歩き始めて最初の目的地・八丁池には10時55分に到着。
八丁池は凍っていた。寒いはずである。八丁池には別ルートから登ってきたマウンテン・バイクのグループがいて写真のとおり氷に乗って楽しんでいた。八丁池から戸塚峠まではなだらかな道が続く。戸塚峠から小岳(1380m)には40分程の急な登りだ。
小岳の手前には小さな岩場がある。天城山・最高峰の万次郎岳(1405m)には午後1時10分到着。少し休憩するが寒い。手袋を脱いでカメラにさわっていたら暫く指がジンジンしていた。
万三郎岳と万二郎岳の中間部で昼ごはんを食べる。風を避けて休んだつもりだったがなお寒い。2時10分万二郎岳到着。写真は万二郎岳から見た万三郎岳。藪山なので写真になりにくい。
午後3時天城高原ゴルフ場到着。3時25分のバスに乗って3km程先の東急ハーヴェストに行き、山の会の納会とした。ハーヴェストの最上階にある風呂から見た富士山が素晴らしかったことを付け加えて天城の話は終わりにしよう。この山は登山の厳しさを味わう山ではなく、相模湾や駿河灘、そして富士山の大きな景色を楽しむ山である。登山の観点からはやや物足りないが、冬に登ると寒さが物足りなさを補ってくれる。冷えた体には温泉が本当にありがたかった。
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