今日(2月6日)の午後からトランプ大統領に会うためアメリカに向かう石破首相。石破首相とトランプ大統領の首脳会談はどのような成果を上げるのか?という予想を2つの生成型AIに聞いてみました。
一つはChatGPTで、もう一つはDeepSeekです。DeepSeekは中国の新興企業が開発したAIで中国にかかわる質問についてはバイアスのかかった回答をすると言われています。この質問に対する答に偏りがあるかどうかも興味深いですね。
【CharGPTの回答要旨】
・石破氏は政策において論理的で慎重な姿勢を持ち、外交面では国際協調や同盟関係の安定を重視する伝統的アプローチを取る傾向がある
・トランプ氏は短期的な成果や「取引(ディール)」を重視し、交渉スタイルは直感的かつ攻撃的で、相手の譲歩を求めることが多い
・安全保障については北朝鮮の核問題、中国の台頭については日米の利害は一致しているが、在日米軍の駐留経費負担についてはトランプ氏が強硬な姿勢を取る可能性が高い。
・貿易問題についてはトランプ氏は自動車分野などでの貿易不均衡を問題視していて関税や市場開放を巡る要求を強める可能性がある
・結論としては「会談は部分的にはかみ合うが、全体的には難航する可能性が高い」「石破首相がトランプ氏の強硬な交渉スタイルにどのように対応しつつ、日本の国益を守るかが会談の成否を左右するポイント」
【DeepSeekの回答要旨】
・経済協力 日米の利害が一致する部分~デジタル貿易やインフラ投資~での協力は双方に利益をもたらす可能性がある
・北朝鮮の非核化や中国の台頭への対応では協調が可能だが、在日米軍駐留経費ではトランプ氏の要求が日本の財政負担限界と衝突するリスクがある
・外交スタイル トランプ氏は短期的な成果を重視するが、石破氏は同盟関係の維持など伝統的なアプローチを取る可能性が高い
・結論としてはAI技術協力など特定分野で合意に至る可能性はあるが、構造的な貿易問題や防衛負担では妥協点を見出すのは難しい状況。両社が「顔を立てる」形での象徴的合意に落ち着く可能性が高い
ChatGPTとDeepSeekの予想は似たようなものですね(そして街の声とも)。
つまり比較的小さな問題でいくつか合意に至るが、貿易不均衡や在日米軍駐留経費問題など大きな問題では合意に至らないとAIは予想しているのです。
中国政府の息がかかっているDeepSeekとしては「中国の台頭を抑える日米同盟の強化にくさびを打ちたい」と考えもっとバイアスのかかった予想を述べるか?と思ったのですが、ChatGPTと似たような予想でしたね。
ところで交渉に臨む首脳陣やそれをサポートする黒子達はAIを使ってこのような分析(もちろん個別問題についてもっと細かくはるかに深いレベルで)をするのでしょうね。だとすればAIエンジンを開発し、それを相手方に使わせている国の方が使っている国より有利でしょうね。
石破首相はトランプ大統領から貿易不均衡の問題を提示されたら、日本中でGoogelの検索エンジンを使い、アマゾンで本から音楽、日用雑貨まで何でも購入し、ChatGPTに外交交渉の見込みややり方まで教えて貰っているとアメリカを持ち上げることでしょうね(笑)。
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