昨日(10月24日)四半期決算を発表したマイクロソフトとアルファベットの時間外取引の株価は、マイクロソフトが4%以上アップ、アルファベットが4%以上ダウンと明暗を分けた。
アルファベットの決算全般が悪かった訳ではない。収入は767億ドルと事前予想760億ドルを上回り、1株当たり利益も1.55ドルと予想1.45ドルを上回った。
ただクラウドサーバ事業売上が84.1億ドルと予想86.4億ドルを下回ったことに、投資家は失望を感じたようだ。
一方マイクロソフトの決算は13%増収、27%増益と堅調で、クラウドビジネス売上も242.6億ドルと予想234.9億ドルを上回った。
2つの決算を見ると投資家がクラウドサーバビジネスに注目していることが分かる。なぜなら人工知能を活用する企業はマイクソフト、アルファベット、アマゾンが提供するクラウドサーバの利用を増やすからだ。今年のテーマが人工知能であることには変わりはない。
なお年初来の株価でみるとアルファベットは47%アップ、マイクロソフトは38%アップである。S&P500の上昇率は11%程度であるから両社は大きくアウトパフォームしている。
米国株市場は、人工知能への期待と金利の高止まりや地政学的不安の綱引きの中、年末に向かっていく。
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