CNBCに掲載されていた幸福になるフレーズからもう一つ紹介しましょう。
それは何か嫌なことや問題に出会ったとき、「それは1年後も問題ですか?」と自問してみることです。
我々は小さな嫌なことにしばしばくよくよします。会議に10分遅れたとか、メールやLINEに友だちから返事がこないとか。
そんなとき、ストレスを感じるものですが、「それは1年後も問題ですか?」と自問してみましょう。そしてもし答がNoなら将来の落ち着きを現在に引き寄せてみましょう、とCNBCの記事は告げています。
この話を資産運用に援用してみましょう。
いつの時代もそうですが、資産運用は不確実性にあふれています。インフレは鎮静化するのか?アメリカの連銀は政策金利の引き上げを見送るのか?イスラエルとハマスの問題はどうなるのか?
それらは目先の金利の動向や株価の動向に影響を与えます。
しかし視線をもう少し遠くに伸ばすと全体としては世界経済は~減速する可能性が高いとはいえ~成長を続けるでしょうし、アメリカがその牽引車であることは間違いないでしょう。株価には水準訂正が起きるかもしれませんが、長い目でみれば成長を続けるでしょう。マスコミや資産運用会社は色々な情報を流し、個人投資家を一喜一憂させますが、それは彼らがそれを仕事としているからです。
そんなとき「それは1年後もまたは2年後も問題ですか?」と考えてみましょう。相場の総ての綾をとることは不可能です。しかし目先のことは当てることはできなくても、意外に将来の大雑把な見通しは当たるものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます