昨日米連銀は政策金利を据え置いたが、インフレ率の低下が続けば9月に利下げする用意があることを示唆した。これを受けて主要3指数は大幅に上昇した。
月間を通じてはダウは4.4%,S&P500は1.1%上昇し、ナスダックは0.8%
下落した。
この状況をWSJは A broad-based rally sweeps markets Wednesday, ending a turbulent month「水曜日の広範な上昇相場が市場を席巻し、激動の月が終わった」と表現していた。
ただしこれはドル・ドル投資を行っているアメリカの投資家の話で、円投で米国株に投資いている日本人投資家にとっては、急速な円高で月次ベースでは大幅な資産の目減りが起きた。
先月日本は総額5.5兆円(368億ドル相当)の為替介入を行って円安を阻止した。また昨日日銀は政策金利を0.25%程度に引き上げた。なおロイターによると日銀内には経済・物価情勢が順調に進めば来年度にかけて政策金利を1%まで引き上げておくのが望ましいという声もでているようだ。
さて日本の金融政策を正常化するということを考えると利上げだけではなく、日銀による国債やETFの買入がどうなっていくのかということも視野に入れる必要がある。
日本からの米国株投資あるいは日本株投資については、まだまだ激動の月は締めくくっていないようだ。
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