惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

キキョウソウ

2005-06-02 20:42:37 | 日記・エッセイ・コラム
 曇り空から時おり雨が降ってくる。梅雨のはしりなんでしょうね。
 そういえば、近所のヤマボウシが満開です。この花が咲くと、雨季が近いのでした。

KIKYOU0506  雨の合い間に撮った庭の花。鉢植えにいつの間にか生えていました。
 図鑑で見るとキキョウソウのようです。北アメリカ原産の帰化植物。花の直径1.5センチくらい。

 この花より下の花は閉鎖花だったようで、実はなっていますが、花を見た記憶がありません。繁殖戦略として、まず閉鎖花で自家受粉し、その後、花を開いて他の株との受粉に移るということです。面白い。

 閉鎖花というと植物の「近親相姦」という感じですが、この話題に関しては山内昶『ヒトはなぜペットを食べないか』(文春新書)がめっぽう刺激的(知的興奮を誘うということで、エロっぽいというのではありません)でした。書評を依頼されて読んだのですが、タブーの話から浮かび上がってくる人間の意識の構図にゾクゾクしました。