朝からけっこう激しく降っていた雨も、夕方には小降りになりました。「しめしめ、これで遠くまで歩ける」とほくそ笑んで、つつじヶ丘の本屋さん「書原」まで。
途中、2か所の玄関先でユリの花が咲いているのを見ました。白いのと赤いの。
夏のユリはいいですね。惚れ惚れします。
先日、近所の植物園でユリの花を探したけれど見つからないのでした。入り口でオジさんに聞いたら、道を教えてくれて「これくらいの(と、両腕で輪をつくって)大きさの木だからね」などという。ユリではなくてユリノキを教えてくれていたのだ。で、ユリはないらしい。
本屋では例によって5冊ほど買わされてしまいましたが、帰り道、スーパーの前を通ると、店頭で「ソラマメ詰め放題」というのをやっています。書店でくれるくらいの大きさのビニル袋に莢つきのソラマメを入れられるだけ入れて買ってねというお楽しみ。
ちょうど若い女性が買っているところでしたが、その詰め方がなんとも見事(あまり感心したので、1回いくらだか値段を見るのを忘れてしまったほど)。袋は円筒形に広げられ、桶のような状態。もちろん中にはすでにソラマメがいっぱい。袋の口まで入ったその上に、彼女は莢つきソラマメを縦にギュッギュッと差し込んでゆきます。桶から莢があふれたような状態になり、その莢の間にさらに上へ上へと新たなソラマメの莢を差してゆくのです。
袋に詰める、というよりは、袋に盛り上げる、という感じでしたね。袋の容積の1.5倍は入れて(盛り上げて)あったにちがいない。彼女はそれをそっとレジに運びましたが、これには感動しました。
で、帰宅して家内にそのことを話すと、「そんなの当たり前じゃない」と平然としています。
女性たちはスーパーの店頭で日々大変な戦いを繰り広げているのですね。オジさんはあそこまで出来ないと思う。