冬場は庭の木の枝に吊るしたカゴに、食べ残しの果物を入れるようにしています。メジロやヒヨドリがやって来てついばむのです。その姿を眺めるのが楽しい(写真はヒヨドリ)。
年末からずっとリンゴがあったので、毎朝、身のかけらや皮(小さくちぎって)を小鳥の餌にすることができました。が、そのリンゴも底をつき、さて次はどんな果物を手に入れようかと思案していたところ、買い物から帰った家人が「ひとつ離れた駅前の果物屋さんが、古くなった果物を箱に入れて100円で売っている」と教えてくれました。
クズにするよりは捨て値で売った方がましというような状態のものなのでしょう。でも、小鳥たちにとってはご馳走。散歩のついでに、その店に寄ってみました。
ミカン箱ほぼ一杯のミカンにそばかすの出たバナナ、ちょっとしなびたリンゴなどが入った箱に「100円」と書いてあります。さっそくレジに持っていって100円玉を渡し、そのまま出ようとすると「お釣りがゆくわよ」とオバさんの声が追いかけてきました。サービスタイムだったらしく、15円戻してくれたのです。
たった85円で山盛りの果物! またしばらく、朝の小鳥の餌の心配をする必要がなくなりました。嬉しい。