ウオッカ、強し!
塚本先生はダチョウの卵を利用した抗体開発で新型インフルエンザ対策の注目の的となっておられますね。今回の豚インフルでも、ダチョウ抗体のマスクはよく売れたのでしょうか。
ジョッキーがあんなにうろたえる様子を見たのは初めてです。
最終コーナーを回って、ウオッカに跨る武豊騎手は前へ出るスペースが見つけられず、腰を高くしてキョロキョロしていました。
前をふさがれて、ウオッカも顔を横に曲げ、「わたし、こんなのイヤッ!」とでもいっているかのよう。
でも、少し走って外側にわずかな隙間を見つけると強引に割って入る。前が開けると、あとは速い、速い。何馬身も前を行っていたディープスカイにあっという間に追いつき、追い抜きました。
これで牝馬としては最多のG1、6勝目。獲得賞金も10億円を突破したとか。
勝った馬はどれも強いと思うのですが、今日のウオッカも凄かった。次はいつ走るのでしょうか。
〈遊歩人〉6月号が出ました。担当の書評欄で、次の4冊を紹介しています――
- 塚本康浩『ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活』(朝日新聞出版)
- 市瀬史(いちのせ・ふみと)『「人工冬眠」への挑戦 「命の一時停止」の医学応用』(講談社ブルーバックス)
- 行方昭夫編訳『たいした問題じゃないが――イギリス・コラム傑作選』(岩波文庫)
- 泉修三『スパイと公安警察 実録・ある公安警部の30年』(バジリコ)
塚本先生はダチョウの卵を利用した抗体開発で新型インフルエンザ対策の注目の的となっておられますね。今回の豚インフルでも、ダチョウ抗体のマスクはよく売れたのでしょうか。