谷さんの短篇「一三七機動旅団」が雑誌〈奇想天外〉の第2回SF新人賞に佳作入選し、掲載されたのが1979年3月号。応募時のペンネームは「谷」がなくて、単に「甲州」だったんじゃなかったでしょうか。
以来、30年。ずっと第一線の作家でいるというのは、なまなかなことじゃないですね。私もデビューは同じ年の同じ月なんですが、作家という肩書きはもっているものの、実質は戦線(ほぼ)離脱ですからねぇ。身に沁みて感じます。
会場の赤坂、ホテルニューオータニ「麗の間」には、編集者、作家、愛読者など100人近く集まったでしょうか。
高千穂遙さんの乾杯の発声で始まって、塩澤〈SFマガジン〉前編集長の祝辞などがあり、さらに谷さんの2人の娘さんからの花束贈呈、奥様も壇上に上がられて和気あいあいたる良い会でした。
「良い編集者、良い読者……え~とあとは何だっけ……良い家族! に恵まれてやって来ました。これを機に、次の30年……300年……3000年も頑張ります!」というのが、谷さんの挨拶の言葉。本当にそうなりかねないかも(そんな世の中を見てみたいものです)。
で、今日の競馬。第50回宝塚記念は最後の直線でディープスカイ、ドリームジャーニー、サクラメガワンダーの人気馬3頭が競り合う見応えのある展開。
勝負はドリームジャーニーがぐんぐん差し切り、他の馬を突き放した感じですが、なぜディープスカイに最後の伸びがなかったのか。人気に応えると思っていたんですけどねえ……。
私としてはディープスカイを別格扱いにし、あとはサクラメガワンダー(2着)とスクリーンヒーロー(5着)に注目していました。
ドリームジャーニーは、大概の試合で上位入賞ので、要注意ではあったのですが。目移りしてしまったというところでしょうか。でも、楽しかった。