いつもの散歩コースの途中に「カニ山」と呼ばれる場所があります。「山」と呼ばれていますが、多摩川の段丘の斜面(国分寺崖線)に残る雑木林。
今日の夕方、そこを歩いていたら、坂道のいちばん上、雑木林の中の狭い山道でキャスター付きのスーツケースを引いたご婦人と遭遇しました。まるで海外旅行にでも行くような格好で、場所が場所だけにびっくり。
そばに行くと、ご婦人は「吉祥寺行きのバス停はどちらですか?」と尋ねてきました。
バス停を探してこんなところへ来ているとわかって、またびっくり。誰がどう考えても人のいない山道へは来ないでしょう。
最寄りのバス停への道を教えてあげましたが、ちらっと伺ったところでは、中央高速の深大寺バス停で下車して、一般道のバス停を探しているうちに迷ってしまったとか。
うーむ。単なる方向音痴というより、また別の問題が発生しているのかもしれません。
これは注目すべき記事――「小さなクモに大きすぎる脳」(ナショナル・ジオグラフィック)。
小さなクモほど脳の割合は大きく、「中には、中枢神経系が身体の容積の80%近くを占め、ときには脚の中にまではみ出している種もあった」とも書かれています。クモは凄いのだ。
しかし、「網を張るために脳が発達した」という学者の意見はどうかな? 記事で触れられているハエトリグモは網を張らず、徘徊して餌を捉えますものね。
さらなる研究に期待。