惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

生まれたての

2011-12-26 21:00:39 | 日記・エッセイ・コラム
Moon1112 お月さま。月齢1.6ぐらいでしょうか。
 午後5時半頃、我が家のベランダから西の空の低い位置に見えました。

 今日の日没は午後4時34分。それから1時間ぐらい経っています。地球照もくっきり見えて、実に初々しい月ではありました。

 〈小説推理〉2月号が出ました。担当のSFレビューで次の諸作を取り上げています――

  • トム・ゴドウィン他『冷たい方程式』(伊藤典夫編・訳、ハヤカワ文庫SF)
  • スコット・ウエスターフェルド『リヴァイアサン―クジラと蒸気機関―』(小林美幸訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
  • 機本伸司『究極のドグマ 穂瑞沙羅華の課外活動』(ハルキ文庫)
  • 小川一水『天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河』(ハヤカワ文庫JA)
  • 『鳥は今どこを飛ぶか〈山野浩一傑作選I〉』/『殺人者の空〈同II〉』(創元SF文庫)
 『冷たい方程式』は同じ編者の手で1980年に刊行されたアンソロジーの「再編集版」。しかし、9編中、7編が新しく選択された作品なので、別の本と見た方がよさそう。名作揃いです。

 今月の〈小説推理〉では内外ミステリー、SF、幻想と怪奇のレビュアーがそれぞれ2011年のベストブックを選んでいます。興味のある方は書店で立ち読みでもしてやってください。