テロメアは染色体の末端にあって、染色体を保護している部分。細胞分裂を繰り返すごとに短くなり、寿命との関連が取りざたされてきました。
このたび、この説が実験によって裏付けられたとか→「染色体末端〈テロメア〉が長いほど長寿」(毎日新聞)。
このたび、この説が実験によって裏付けられたとか→「染色体末端〈テロメア〉が長いほど長寿」(毎日新聞)。
キンカチョウという小鳥を使っての研究ですが、この結果を人間にあてはめると、テロメアの長い人は与えられた寿命が長いということになりそう。つまり、老衰で亡くなる年齢が高くなる、と。
しかし、人間は老衰よりも、病気や事故で死ぬことが多い。せっかくテロメアが長く生まれてきても、その素質を活かしきれない人がほとんどではないかな。
それに対し、小鳥は「自然死」する場合が多いのでしょうか。
ということは、小鳥には病死が少ないのかもしれません(というか、人間が病気にかかりやすいのか?)。
テロメアの長さを測るのも良いのですが、小鳥が病気になりにくい原因も調べてみたいものです。