小鳥の巣箱にスズメバチが巣を作りかけていました。
今春はシジュウカラが営巣しなかったので、巣箱は枝から下ろし、物置の上に置いてあります。
午後、家内が「大きなハチが巣箱の口から中に入って行った」と言うのです。それも偵察している様子ではなく、勝手知ったる我が家という感じで真っ直ぐ飛びこんでいった、と。
これはヤバイと思って、すぐに物置から巣箱を下ろしました。屋根を外すと内部が見えます。ネジを緩めて屋根を外しましたが、箱の中は空っぽ。
「もういなくなったのかな」と思い、手に持った屋根（切妻づくり風）の内側を見ると、巨大なスズメバチが何やら作業をしているではありませんか。
「わっ！」と叫んで投げ出し、その場から逃げ出しました。
その後、スズメバチは地面の上の巣箱ではなく、もと置いてあった物置の上のあたりを何度も何度も行き来して「確か、ここが我が家のはずだが……」と探している風情。１時間あまりも立ち去らなかったでしょうか。
その後で、小鳥の巣箱の屋根の内側を撮ったのがこの写真。中央の合わせ目がいちばん上になるところ。そこからぶら下がる形でとっくり形の巣が作られ始めていました。女王バチがたった１人で、材料（枯れ木を噛み砕いたもの）をせっせと運んで、建造していたのでしょうね。
気の毒な気もしますが、スズメバチの巣と共存するのは勘弁です。巣箱は、穴が見えないように片付け直しました。