庭にはアゲハチョウを始め、色々な虫がやって来ます。
今朝は、物置代わりに軒下に置いてある木製ロッカーに、カミキリムシが来ていました。
ヒゲナガゴマフカミキリではないでしょうか。
体長2センチぐらい。比較的小さいカミキリムシですが、触角の長さが際立っています。
この角度から撮ると背中の胡麻斑模様がわかりにくい。でも、頭の様子はよく見えます。
何かの動物に似ていると思いません?
カミキリムシは漢字で書くと「髪切虫」。「毛切虫」ともいうそうです。
鋭くて強い顎の力で、髪の毛も切ってしまうということでしょうね。
また一方で「天牛」という漢字名もあって、「なぜかなあ?」と思っていました。しかし、この写真で謎が解けました。
耳こそないものの、角の生えた牛の顔によく似ています。「空飛ぶ牛」という意味なのでしょう。
七夕が近づいたので、「天牛」という名にいっそう興味深いものを覚えました。
〈小説推理〉8月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――
- ロバート・チャールズ・ウィルスン『連環宇宙』(茂木健訳、創元SF文庫)
- 梶尾真治『ダブルトーン』(平凡社)
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