今日も涼しい晴天。
多摩市にある都立桜ヶ丘公園の山腹に咲いていたオカトラノオの花です。サクラソウ科の多年草。群落をつくっていました。
名前の由来は一目瞭然ですね。尻尾の先がピンと立ってみごとです。
しかし、この命名はいつ頃なされたのでしょう? 虎の尾といわれれば、もうそれ以外にないことはわかりますが、古代の日本人が虎を見慣れていたとも思えません。でも、朝鮮半島には虎がいたから渡来人にはお馴染みだった?
林の中で、白い虎の尻尾だけがふわりと泳いでいる様は幻想的です。胴体や頭はどこへ行ったのだろう、と思ってしまいます。
仲間にノジトラノオ(野路虎の尾)やヌマトラノオ(沼虎の尾)があるとか。