読書中は(眠気防止の意味もあって)小音量で音楽を流していることがよくあります。主力はMDの再生。録音したfm音楽番組を編集してナレーションをカットしたものがほとんどです。
このところ古いものを引っ張り出して聴いていますが、面白いものが多く捨てがたい。
このところ古いものを引っ張り出して聴いていますが、面白いものが多く捨てがたい。
しかし、MDは滅びゆく技術ジャンルで、媒体こそまだ売られていますが、再生機器はほぼすべてが生産終了となっています。つまり、今、使っている機械が故障したら聴けなくなってしまうのです。せっせと録音してためこんだ音源も、再生しようがなくなります。
可能なうちに再生し、mp3などで録音しておくという手はありますが、多大な時間と手間がかかり、現実的ではありません。それよりは、聴きたい時に、聴きたいディスクを再生できるにこしたことはない。
現在、唯一入手可能なMDデッキは、ティアックが「TASCAM」というブランドで業務用に販売しているCDとMDが一体化したツインデッキですが、類似品がないとあってじわじわと値が上がっているようです(Amazonで84000円あまり)。私同様、手持ちのMDを聴き続けたい人がけっこういるのでしょう。
「どうしようかな? 買っておくべきかな」と考えていたところ、先日、近所の家電量販店の店頭を覗いたら、ONKYOの「MD-133」というデッキが在庫処分品として売られていました。
これはMDの規格の中でもレアな「Hi-MD(ハイエムディー)」が録音再生できる珍しい製品なのです。詳しい説明は省きますが、進化したMDといっていいかもしれません(いずれにせよ袋小路でしたが)。
これがあれば、しばらくは手元のMDを聴き続けることができそうです。3年ほど前に生産終了した機種ですので、修理は部品在庫かぎりということで先行きが暗いのですが、とりあえず延命策にはなります。
ということで、家族と相談して、買ってきました。定価64000円ぐらいだったのが31000円。
高い買い物なのか、安い買い物なのか。自分でも判断がつきませんが、ちょっと喜んでいるところではあります。