昨夜(5月31日)は新橋の第一ホテル東京にて第65回推理作家協会賞贈呈式。
以前にも書きましたが、今年の受賞作は次のとおり――
ここでは個人的に関係の深い横田さんの受賞に絞って報告します。
以前にも書きましたが、今年の受賞作は次のとおり――
- 長編及び連作短編集部門――『ジェノサイド』 高野和明 (角川書店)
- 短編部門――「望郷、海の星」 湊かなえ (オール讀物4月号)
- 評論その他の部門――『近代日本奇想小説史 明治篇』 横田順彌 (ピラールプレス)

選考経過について。
歌野晶午選考委員は「すぐに決まった。奇想小説はそのエッセンスにおいてミステリとつながっている。大部にも関わらずとても読みやすいのは著者の才能のなさしめるところ。奇想小説を伝えてゆかねばならないという著者の情熱に胸を打たれた」と述べておられました(記憶に頼っているので、あまり正確ではありませんが、たぶんこんなところだったのでは)。
写真は東野圭吾会長(右)から正賞と副賞を受け取る横田さん。
正賞は機械式の高級腕時計、副賞は○十万円だとか。おめでとうございます!
横田さんは「これからまた大きな仕事をしてゆくぞ」と、意気軒昂でした。
今夜はわが町の野草園へゲンジボタルの鑑賞会に出かけてきました。
市の環境部の方が飼育し、ハケの谷川に放したものですが、予想外にたくさんいて感激。黄緑色の光が明滅する自然の神秘は、見ないとわからないですよねえ。